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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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フェロモン-2

 奈緒のフェロモンは今や全開で解放されていた。部長という役職がつき、いくら発情させられても自分に手を出そうとする男子行員はいないからだ。翔太との関係で淫乱さは益々増えるばかりだ。お仕置きされる事が喜びとなった以上、自分の淫乱フェロモンを抑える術は鳴くなっていた。
 みんなには隠していたが、先月正式に離婚した。浮気を止めようとしない旦那に見切りをつけた形だ。奈緒にはもはや旦那は必要なかった。職場には可愛い部下達がたくさんいるのだから。
 翔太を知り尽くした奈緒は段々と満たされ切れない自分に気付いていた。翔太との関係というより刺激だ。刺激が物足りなく感じていた。
普段仕事をしていて翔太が優美を気にしている事に気付いた。ダメ人間の時、他の女子が自分を毛嫌いしたり馬鹿にしたりしていた中、優しくされた訳ではないが我関せず的なスタイルでツンツンした言葉ながらも分からない言葉遣い教えてくれた優美を気にしている様子の翔太。今や優秀でモテる男になった翔太に掌を返したかのように媚びてくる女子が多い中、今でも変わらずツンツンした態度で接してくる優美に心を惹かれているのが分かった。
 「安本君、川来さんの事、好きでしょう?彼女は昔、傷を負ったの。辛い経験を得て自分を変えたあなたなら彼女を救えると思うの。もう私があなたに教える事は何もないわ?だから今度はあなたが川来さんに大切な事を教えてあげて?」
 「ぶ、部長…」
多大なる恩は忘れられない。しかし尊敬する奈緒を求められているとは言え加虐する事はいつも心のどこかで迷っていた。悩んだ結果、奈緒には仕事で恩返しをするのが一番だと決断し奈緒との関係に終止符を打ったのであった。


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