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田園シンデレラ
【女性向け 官能小説】

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もう疲れていると思っていた身体は
お風呂に入ってさらに疲れが出た。

い、一歩も動きたくない。

自分の部屋で畳んである布団を敷き、
その上にごろんとなったら
いつの間にか寝てしまったようだ。

「シンデレラ、おい。起きろ」

そんな風に優しく肩をたたかれ
ふと目を覚ますと目の前に片桐さんがいた。

「あ。片桐さん」
「眠いのは分かるけど。食べないと身体が持たない」
「夕飯はいりません。このまま寝ます」
「ダメだ」

そう言うと片桐さんはフッと私をお姫様だっこして部屋を出た。

「ちょ、ちょっと!」
「今日は良く働いたから、特別に運んでやる」
「良いですよ」
「暴れるな。落とすぞ」

そう冗談を言いながらも落とさないように
ぎゅっと抱きあげてくれている、その身体の筋肉が
ほほに当たる。

全く危なげなく私を抱き上げる、その身体にビックリ。

あっという間に居間に着いて
ちょこんと昨日から私の席になったトコロに座らされた。

「好きなもんだけでいいから」

それはきっと、片桐さんが作った野菜なんだろう。
薄味で、野菜の味を生かした簡単な料理だったけど
毎日毎日、今日みたいに全てを手作業で作った野菜は
本当に可愛く思えた。



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