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こだわり
【フェチ/マニア 官能小説】

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バツイチ-3

これは、破れたコンドームが由美から見えにくくするカモフラージュなのだが、由美は岡田透がこれからするぞというアピールだと思い、胸がどきどきした。
元旦那や元セフレ、援交で関係を持った男たちは部屋の明るさにまで気を使わなかった。

(こういうのもいいかも……)
由美は暗がりで手をつないできた岡田透の手をギュッと握り返してみる。
それから手を絡ませあう。
そして岡田透がそっと抱きついてくるので、由美は岡田透に甘えるように抱きついた。
おたがいの息づかいが近くに感じられて、由美はとくんとくんと高鳴る自分の鼓動も、岡田透に聞こえているような気がした。

由美は岡田透の胸板に耳を当てると岡田透の鼓動が聞こえる。自分の鼓動と岡田透の鼓動が重なりあうように思えたとき、岡田透がそっと首すじのあたりをすっと撫でた。
「んっ、あぁっ……」
岡田透の手が、由美の浴衣の上から、それまでのおとなしい感じが嘘のように、由美の乳房のふくらみを揉み始めた。由美は腰を思わずくねらせて声を上げた。

岡田透がしばらく由美の乳房のふくらみを揉んだり、浴衣の上からだが女体のラインにそってふれているうちに浴衣の胸元やすそが乱れてくる。

由美も興奮してきて岡田透の腰帯を手探りでほどき、また胸元を開いて、肌に唇を這わせて舌先でちろちろと舐めまわした。

由美は繊細に執拗にじらされるセックスや奉仕して男性をよがらせる愛撫ではなく、キャッチボールやテニスのようなラリーのように応酬しあうプレイのほうが好みである。

岡田透が由美の浴衣の胸元をガバッと開いた。むしゃぶりついて乳首を荒々しく甘噛みしたり、強く吸う。
「はぁん、あぁっ、もっとめちゃめちゃにしてぇ、あうぅっ、あぁっ!!」
左手で乳房を荒々しく揉みしだき乳首を吸いながら、岡田透は片手で恥丘の上のわれ目を弄り、もう濡れているとわかると指先をくちゅっと押し込んだ。

(何だ、中がざらざらしてるみたいな、襞がたくさんあるみたいな感じで、きつく締めつけてくる。処女なみに中が狭くてきついぞ)
岡田透は人差し指と中指を挿入して、激しくかき回すと「あうぅぅん、あぁっ、あうぅっ!!!」と由美が悦びの声を上げた。

岡田透は人差し指と中指の動きでくちゅくちゅくちゅくちゅっと愛液を溢れさせつつ、親指のひらでクリトリスをこねまわした。
「あぁぁぁっ、んあっ、うぅぅっ、ああぁっ!」
由美がびくっと腰を小刻みに震わせた。

「誰かにすごい名器だって言われたことないか?」
「はぁ、はぁ、はぁ……名器?」
手マンで軽くイッたがまだ膣奥から疼いている由美に指先を中から抜いて岡田透がいきなり話しかけた。

有名な名器には、
襞の特徴としては「ミミズ千匹」と「カズノコ天井」がある。
「ミミズ千匹」はぺニスを挿入した時に、膣の中に無数のしわがあってまるで"みみず"が千匹も絡みつくような感触になる事を言います。
「カズノコ天井」は、膣の上部(お腹側)を触ると数の子みたいにザラザラとツブツブの様な触感がする。これは一万人の女性に一人いるかいないかという名器
である。

締まりの特徴として「タコツボ」「イソギンチャク」「俵締め(二段締め、三段締め)」
「タコツボ」は膣の入り口が狭くて挿入した時にぺニスが強く締め付けられる膣で、入口ではなく中が強く締めつけられる場合は「イソギンチャク」という。
「俵締め(二段締め、三段締め)」は、二段締めは膣の入り口と中の一箇所が締まり、三段締めは膣の入り口と中の二箇所が締まる性器である。

形の特徴としては「まんじゅう」「パイパン」「上つき」がある。
「まんじゅう」は、大陰唇がまんじゅうのようにふっくらと膨れていること。挿入するとぺニスの根元を大陰唇が包み込んでくる。
「パイパン」は、わざと剃る事じゃなく、実際に陰毛の生えていない性器である。
「上つき」は膣の入り口の位置が肛門から離れているという事だ。

「……つまり、パイパン以外の名器の特徴が、私にあるっていうこと?」
「ああ、指を入れてわかったけど、すごいな!」
確かに自分でオナニーしていてざらざらするようなところもあるし、指先を浅く沈めて弄ってもぎゅむっと締めつける感じは由美はわかっていた。

(これじゃ、入れた奴はすぐにもたないんじゃないかな……でも、男としては憧れの名器、一度は挑戦してみたい!)
岡田透は由美の名器の中にたっぷり搾り取られるように出した元旦那や元セフレに嫉妬すら感じた。

(そんなの、あんまりうれしくないよー!)
岡田透に名器だと教えられて、突きまくられて絶頂したい由美にとっては驚愕の事実であった。

岡田透がベットの上で土下座して由美に生ハメ中出しさせてほしい、と懇願した。

「あ……そういえば……」
由美は元旦那や元セフレとセックスしたとき、中に出されたときに絶頂しやすかったのを思い出した。

「でも、妊娠しちゃうかもしれないし」
「妊娠したら産むか、堕すかは由美が決めてくれたらいい。産むなら子供と由美の生活は俺が援助する。どうしても堕ろしたいなら、それでもいい。由美しだいだけど、俺は由美としたい!」
「名器だから私としたいの?」
「名器だって知らなくてもしたかったが、新しい魅力を発見したって感じだな」

「あのね、私だって嫌いなタイプの人とラブホなんて来るはずないし、エッチなことをするはずないでしょう。もっと自信持って、えばっていいよ。させろ、ぐらいで。優しいのはいいことかもしれないけど、もう少し強気で、俺の彼女になってくれとか言い方があるでしょう。それじゃ、ただやりたいだけみたいに思われてもしょうがないでしょう?」

由美の表情はあまりよく見えない。岡田透とベットの上で向き合って正座しながら少し早口で話し始めた。

「ねぇ、ちゃんと聞いてる?」
「聞いてるよ」



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