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ひこうき雲
【SM 官能小説】

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(その2)-9

…ううっ…うっ…

トオルの指が下腹から少しずつ漆黒の繁みに這い、その秘裂をくすぐるように弄る。彼の指と
私の肉唇がピチャピチャと擦れる卑猥な音が幻覚のように聞こえてくる。その刺激に呼応する
ように、膣孔の奥がぎゅっと絞まり、ぐりぐりとお腹の中が激しく唸る。やがて尻襞がひくひ
くと痙攣し、膣孔が淫らな収縮を繰り返す。からだの中に激流が渦巻くような肉の疼きと便意
が、私の肉奥を狂おしい淫魔で蝕んでくる。


そろそろ次のお楽しみね…と言いながらトオルは用意された鞭を手にすると私の傍から離れる。
トオルは鞭を数回床に叩きつける。そして大きく鞭を振り上げた。

ビシッ… あうっー…

お尻の肌を打つ鈍い音が部屋に響く。灯りの中で妖しく尻肉が揺れ、私の体が弓のように撥ね、
白い咽喉がのけ反る。湿り気を帯びた鞭が澱んだ空気を切り裂き、鋭い痛みをともなって肌に
吸いつく。

こっ、これってあんまりだわ。本気で鞭を打っているわ…。私は便意の苦しさに耐えながらも
言葉にならないくぐもった声を呑みこんだ。


ビシリッ… ビシッー うぐぐっ…ううっ…


淡い部屋の灯りの中で小枝がしなるように鞭がうねり、私のお尻の肉に喰い込む。

からだの内側から押し寄せる排泄の苦痛、子宮の奥を噛みちぎられるような烈しい疼き、そし
て肌に刻まれる鞭の痛みに悶え抜く私の肉体…。トオルは嗜虐に酔いしれたように容赦なく
鞭を振り下ろす。鞭が私の肉肌を滑るように這い、臀部の肉を撥ね上げる。トオルは頬に陰気
な笑みを湛え、まるで私の肉肌に赤い条痕を描くことを楽しんでいるかのようだった。


ビシッー、ビシッー…うぐぐっ、うぐっ…

便意を逆なでするような鞭の仕打ちに、私は腹部を波うたせ、尻をくねらせ、髪を振り乱し、
烈しい嗚咽を洩らした。口枷を咥えた唇の端からよだれが糸を引くように次々と滴り、乳房の
谷間を流れ、汗ばんだ髪が頬にべっとりと絡みついた。

切れ切れになる悲鳴を咽喉の奥に噛み殺し、縛られた体をのたうたせる自分の狂態に、私は
ふとクノキの視線を感じようとしていた。クノキが私を責めている錯覚は、私の肉体に潜む性
を無理にこじあけようとしているかのようだった。


朦朧としていく私の目の前にいる男はトオルではなくて、クノキの幻影だった…。

緋色の翳りに包まれたクノキの幻影は、私の下半身の前に跪き、縛られたからだをくねらせる
私の下腹部に頬を寄せた。そして愛おしく肌をなぞりながら繊毛のむらがりに接吻した。

クノキは私の陰毛に気だるい息を吐きながら、淫らに湿った茂みを掻き分け、肉の割れ目に舌
を忍ばせる。彼の口先が肉の割れ目を淫猥に啄み始めると、やがて眩暈のするような息苦しさ
が愉悦に変わってくる。私はトオルの鞭て打たれているというのに、その痛みに耐える快感は
毒々しい光彩を放ちながらクノキの幻影を肉襞の奥深い絶頂へと導こうとしていた。

苦痛はまるでクノキに強く抱きしめられているような甘美な幻覚へと変化していく…。それは
苦痛でありながらも私がほんとうにクノキに求めていた切なすぎる情欲そのものだったのかも
しれない。


…もう、ダメだわ…もう我慢できない… 私は口の中で密かにつぶやいた。

垂れた髪の毛が汗でぐっしょりと濡れ、首筋に絡みつく。ガクガクと腹部の収縮が始まった。
排泄欲で腹部が激しくよじれるような鋭い痛みに腰がそり上がる…。そして、断末魔の烈しい
痙攣とともに私の膣穴と臀部のすぼまりが引きちぎられそうになったとき、私は霧が湧くよう
な虚脱感に襲われ、朦朧とした意識に堕ちていったのだった…。


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