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Love&Love
【純愛 恋愛小説】

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Love&Love-3

朝―…
「結局、何も分からんかった…ハァ…」

「おはよう!…何か元気ない?」
華のいつもの笑顔が何となく胸にぐっとくる。
「おはよう…元気…あるよ」
「どこがぁ!?顔!引きつってるし!私に嘘つこぉなんて100年早いよ!」
「…うぅ…」
私は渋々昨日あった出来事をすべて話した。華はしかめっ面で答えた。
「…うーん…ねぇ、多分だけど私の勘で言わせてもらうけど凌はまだアンタの事が好きなんじゃない…?」
華は昨日と同じように真剣な顔で私を見てる。
「…違うよ…」
私は否定をした。でも、心から否定した訳でもない。少しはそぉだといいな、とゆう期待を抱いていた。
「違う?…じゃぁさ、好きじゃないのにどうして美香を待っててくれてたの?何で嫌いになってないってわざわざ伝える訳?それって完璧、アンタにまだ未練あるって証拠じゃない?そんぐらい、美香も感じてんじゃないの?」
華の言い方につい押されてしまう。でも、押し返す事は出来ない。ホントにそぉ思っていたからだ。
「…でも、信じれないもん…嫌いじゃないのに何で別れなくちゃいけなかったの…」
目頭が熱くなる。
「美香、まだ和田の事好き…?」
私の顔を覗き込みながら、優しく質問する。
「うん…」
縦に頭を振る。やっと分かった答え。
「じゃぁ、教えたあげる。あのね、和田は気持ちの整理をする為に別れたの。和田は美香ともう一人好きな女の子がいたらしいの。で、美香とメールするのも勇気がいるようになったんだって。だから、一端別れて気持ちが整ったら、また元に戻るつもりだったの。でも、あまりに美香が素っ気ない態度とるから元に戻るにも言っていいのか分からなかったんだって。だからさぁ、美香もホントの事知ったんだしまだ二人は終わって無かった訳だから元に戻ろうって言った方がいいよ。」
華から明かされた真実。私達はまだ終わってなかったのだ。予期せぬ出来事に私は声も出ず、ただただ泣いてるばかりだった。
「美香…ずっと隠しててごめん…美香のホントの気持ちを知るまでわ言わないって決めてたから…ごめんね…泣かないでよ」
華の優しい言葉になんだか心が軽くなった。そして、決めた。
「…わた…し、伝えに、行…く…」
私の発言に華は優しい笑顔を私に向けて
「うん!そぉこなくっちゃ!ついて行こうか?」
「ううん。大丈夫!一人で頑張ってみる!ありがとう。華が心友で良かった。」
華がいてくれたから今の私がいるんだ…そぉ思うと涙が出てくる。…ありがとう。華、ありがとう―…私は心の中で呟いた。

私は走った。凌がいる場所へ。思い切り。
「凌!!」
私の声に、凌やその周りの人が驚いている。
「凌、話したい事が…あるの」
周りの騒めきが納まらない。
「…な、何?」
迷惑そうな顔でこっちを見ている。ごめん、と心で呟きながら
「凌と別れて一ヵ月がたったね。凌がこの前話してくれた事、あれ嬉しかった。私、別れた時から凌への思いは変わってないの。もし、凌の気持ちが前と変わってなかったら私とやり直してほしいの。でも、変わっててもいいの。振り向くまで追い掛けるつもり!」
人の視線も気にせずに…
「……」
俯いたまま黙り込む。
「な、何か言ってよ…」
黙り込んだ彼に話し掛ける。
「…んだよそれ…」
「え?」
髪の毛をくしゃっとする凌。


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