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逃亡
【その他 官能小説】

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逃亡-34

「ああ…」
 瑞紀は震える声を洩らした。その羞恥に身悶えする姿が、男達の嗜虐欲をさらに煽っていく。
「ぐずぐずすんなよ!」
「早くしないと、輪姦しちまうぞ。」
 男達が囃し立てる。
 瑞紀はそれに耐えるように目を閉じ、はだけた制服の胸に右手を差し入れると、乳房をゆっくりと揉み始めた。
「もっと激しく揉み揉みするね。」
 哀しげな表情を浮かべ、瑞紀は胸の隆起を底から持ち上げて揉みしだいた。制服の下で双乳がタプタプ波打つのが見える。
「おい、王、乳を揉むばっかりじゃおもしろくないぜ。」
「そうだ。オ××コ見せろよ。」
 命令されて、瑞紀は観念したように脚をひろげはじめた。立てた左右の脚を少しずつ開いていき、恥ずかしそうに股間を手でおおう。
「隠すな!」
「指で開いて、中まで見せるね。」
 恥辱に下唇を噛みながら、瑞紀が指を花肉に添えてVの字に開いた。ピンク色をした媚肉がさらけ出される。
「そのまま、マンズリするね。」
 股間に当てた手が、ふっくらしたヴィーナスの丘を撫でていく。捲れ上がった濃紺のスカートの下で、下腹部を撫でるほっそりした指先に陰毛がからみつく。淡い翳りにしなやかな指が這い、指の間からはピンクの花肉が見えた。
 王が瑞紀の指を秘裂の中へと導いた。
「ここも、いじるね。」
 瑞紀はぎごちなく秘貝に指を這わせていった。赤い肉襞をまさぐる指の動きは、お世辞にも巧みとはいえなかった。二十三歳のわりにウブな彼女は、ちょっと触ってみたことはあっても、実際のところ、これまで本格的にオナニーをした経験はなかったのである。
 しかし、婦人警官の制服姿でオナニーをする瑞紀の姿は、社会に背いて生きている男達にとって、このうえなく情欲をそそる。既に何人かは、自分の一物を取り出して擦っている。
「どうあるか、人前でオナニーする気分?」
「は…、恥ずかしい…。」
 王が卑猥な質問に、瑞紀は喘ぐような声で答えた。そして、哀しげな表情でうつむき、自身の肉体を慰めていく。
「婦警さん、スケベなんだな。」
「いやらしく指を動かしてやがるぜ。」
 男達がいたぶるように言う。粘っこい視線で見つめられながら自分の身体を弄る行為は、たまらなく屈辱的で、身の置き所もないくらい惨めだった。
 それでも、胸を揉み、割れ目をいじっているうちに、身体の奥からじわっと快感が湧き上がってくる。揉みしだいた乳首は完全に突き立ち、溢れた自分の粘液で指先がぬらりとすべった。包皮から剥き出たクリトリスの亀頭が、人差し指の先で急激にふくらんでいく。
「ああン…、ああン、ああぁ…」
 瑞紀は恥ずかしい喘ぎ声をもらしながら、腰をくねらせ、じっとりと潤った花芯を撫でさする。「ピチャ、ピチャ」という猫がミルクを舐めるような粘膜が擦れる音まで聞こえてくる。
「もう、よがってんじゃないか?」
「もっとオ××コの内側までぱっくり開いて見せろ!」
 そう叫ぶ声に応えて、王が瑞紀の背後に回り、両膝を掴みながら、グッと腰を前に押し出した。サーモンピンクの粘膜が思いきり露呈する。股間の指はすでにたっぷりと蜜で潤んだ割れ目に没入していた。
「すごいな。ヌルヌルになってるぞ。」
「おお、大洪水だ。」
「へへへ、見られて感じてるんじゃないのか。」
 男達が口々に言う。
「いやっ、言わないで…」
 瑞紀が泣き声で言った。絶対に認めたくなかったが、見られていることで、身体が感じてきているのは明らかだった。指はそんな気持ちを裏切って、羞恥の源泉を這い回る。
「もっと、ここ気持ち良くしてやる。」
 耳元で王が囁いたかと思うと、火照った陰部にひんやりした感触があった。
「あっ!」
 何かヌルヌルしたものが陰裂にたっぷりと塗り込められた。しばらくすると、秘部にじわっとした熱さと痒みが襲ってくる。あの恥ずかしいバイクに乗せられた時に塗られた媚薬だった。
「ううっ…」
 瑞紀はたまらず、秘肉を掻きむしった。
「あぁん…」
 とたんに背筋に電気が走るような激しい快感が湧き起こり、瑞紀は思わず腰を前後にグラインドさせて身悶えした。陰裂からはトロリと愛液が溢れる。
 それで頭が真っ白になってしまった。瑞紀は男達が見つめていることも忘れて、花弁を指先でめくっては肉層に微妙な刺激を加え、自分の膣奥をしきりに抉り始めた。
「はぁっ、はぁっ…」
 白い喉を反らせ、息を荒くする。片手で激しく乳首を擦り、もう片手の指は絶え間なく肉層を抉っている。つづれ折れた肉襞を剥き出しながら、中指でズボズボ抽送する。とめどなく愛液が溢れてきて、指の付け根までぐっしょり濡れていた。指先は赤く隆起した肉芽を小刻みに揉みあげる。
「あっ、あっ、いくっ…」
 男達の勝ち誇った嘲笑の中で、瑞紀はとうとう登り詰めてしまった。


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