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逃亡
【その他 官能小説】

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逃亡-14

綺麗な双乳がこぼれた。豊かに膨らんだ隆起は、青い果実というよりは、もう少し成熟した感じだった。ただし、そのおわん型はあくまで美しく、瑞々しい。頂上を彩る乳輪は小さ目で、乳首はサクランボのようだ。色も綺麗な桜色で、黒ずみはまったくない。
「そっちもだ、早くしないか!」
 緋村に厳しく叱責され、真っ赤になりながら、瑞紀はとうとう下腹部にあてがっていた手を離した。
 縦長の臍から下方へつづく、優しく丸みを帯びた、真っ白い下腹部のラインの下に、小判型のふんわりした恥毛が黒々と咲いていた。
 カメラが、視線が、いっせいにその部分に集中する。瑞紀は全身を真っ赤にしながら目を閉じ、両手を頭の後ろに組んだ格好で立ちつくす。
「フフフ。これが警視庁一の美人警察官のオ××コの毛か…。」
 緋村の目がランランと妖しく光り輝いた。
 閉ざした睫毛が羞恥にわななく。目を開かなくとも、緋村の粘っこい目が自分の身体を舐めるように見つめ、カメラが一斉に向けられているのがわかる。
(ああ、こんなところで…)
「なんということでしょう、ご覧くださいっ! ついに、ついに今、美人警察官が女の急所を、恥ずかしいその部分を、日本中の国民が固唾をのんで見守る中、丸出しにさせられてしまいました!」
 日本中のテレビが、乳房も下腹部も露わにしてサービスエリアの駐車場に立つ瑞紀の姿と、絶叫する新山の声を放送した。


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