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幽霊彼女と日常物語
【青春 恋愛小説】

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再会-2


『そーだね、僕は、神様!名前はスサノオっていうんだよー。スーちゃんって呼んでね!そしてここは、僕が作り出した異空間だよ!(キリッ)』
『それで?何で心音は思念体として戻って来れたんだよ』
『いい質問だね〜かっくん、答えてあげよう!基本死人はね天国か地獄かに行くんだけど…なんとねぇそこの神童心音さん!いや、これからは、“ここたん”と呼ぼうか!ここたんは僕が先代の神から神の座を頂いてから、100人目の死人なんだぁ〜だから、天国と地獄以外にも一つ選択を与えたんだ、それはもう聞いたよねぇ、あんなにイチャイチャしながらぁ〜このこの〜』
なぜかこのタイミングで冷やかすスーちゃん。
『話を戻そうか、するとここたんは何も迷うことなく君の元へ行きたいと言ったよ
っと、話はここまで、この後世界中の神が集う世界集神会議があるから、また何かあったら“スサノオ召喚”って言ってくれたらすぐに駆けつけるよ!じゃあ、また次の機会で!』
手を振りながらスーちゃんは消えていった。
いきなり現れて色々なことをどんどん説明してくれたから、状況の整理に時間を少しばかり手間をとったがある程度状況が把握できたから良しとしよう。そう思ったとき、ねぇ、と心音が問いかけてくる。
なんだ?と俺。
『えーっとね、時間大丈夫?もう、11時になるけど…』
なんのことかだかわからなかったがすぐ気づく
『うわー!バイトだぁー!まずいあと30分しかない!』

こんな感じで楽しい日常が毎日続いていくんだな。
幽霊の彼女に生きた彼氏デコボコなカップルで、苦労もするだろうけど、最愛の彼女、心音がそばにいてくれるだけで、彼女が死んでから灰色に染まっていた俺の世界に色が戻っていった。
これからは大変な毎日になりそうだ!

一章 終


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