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想いを言葉にかえられなくても
【学園物 官能小説】

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想いを言葉にかえられなくても《アラベクス》-9

………………
 結局俺たちは不器用なままだった。六年という歳月が経っても、言葉を紡ぐのが苦手な子どもだった。

 苺に引っ張られて到着した場所は、学校から数分の苺のアパートだった。
 玄関に入るなり、靴も履いたまま…激しく唇を貪りあった。
 お互いが同じ気持ちだった。六年という歳月を早く埋めたくて…橋を架けたくて。…服を脱ぐのももどかしい程、身体が求めていた。俺には苺の身体が…。苺には俺の身体が…。足りない所を埋める様に抱き締めあった。

「っふ、っ…ふっ…」
 吸い付く様に唇を寄せる。離れていた時間と距離を埋める様に…夢中で舌を絡ませる濃厚なキス。
 苺の…少し漏れる吐息さえも惜しい。
 そのまま雪崩の様に服を脱ぎながらベッドに向かう。点々と廊下に散らばった服。
 下着姿でようやくベッドに身体を預ける。まだ明るい日差しが窓から射し込んでいて、苺の身体を鮮明に表していた。
 幾分膨らんだ様子の苺の胸。可愛らしいフリルのあしらったブラジャーで覆われている。離れていた時間がよく解る。
「胸、大きくなったんだな。」
 それでも、俺の掌からはみ出る事は無いけれど。あんなに平らだった胸が…ぷにっと触れるのが心地よい。
「うん…。でも、ちっちゃいよ?皆に比べると」
 恥ずかしそうに身をよじる姿に笑ってしまう。数え切れないほど身体を重ねあった仲なのに。
「俺、これじゃないと欲情しないんだぜ?……絶対、苺のせいだよな。」
 苺の背中に手を回し、ホックを外す。ブラジャーを身体から抜き取ると、薄いベージュ色の蕾が顔を出した。吸い寄せられる様に唇を寄せる。
 口に含むと懐かしい匂いがフラッシュバックした。
「ふあっ、んぅっ…」
 ちゅぱ、ちゅぱ…と音をたてて愛撫する。蕾は段々と固くなり自己主張し始める。
 そろそろと片手を下に滑らせ、ショーツ越しに指を這わせる。丸い丘を丹念に撫でると、肉芽が頭を出した。
 ショーツを懸命に押し上げる肉芽を指で引っ掻く様に擦る。息を荒くして快感に溺れていく苺。胸元から唇を離して、じっくり苺の顔を見つめる。……大丈夫。霞んで無い。夢じゃない。
「ど…したの?」
 止まった愛撫を不思議に思い、苺が身体を起こした。
「やだ…聖ったら涙ぐんでる」
 向かい合って座り、俺の目尻を指で拭った。
「ん…夢じゃないなって…嬉しくて。」
 またキスを降らせる。雨の様な軽いキス。
「んっ…、ね、聖…」
 苺が恥ずかしそうに見つめる。
「何?どうかした?」
 言うよりも早く、苺の細い指が俺の愚息に絡み付く。下着越しだけれど熱い指先が気持ちいい。
「聖、の。してあげる」
 ボクサーパンツを押し上げる俺の愚息。先端はすでに湿っていて、パンツに染みを作っていた。苺の指先がパンツをゆっくり下げて行く。その動作がゆっくり過ぎてもどかしい。愚息がやっと空気に触れると、俺は苺のショーツに手を掛けて一気に下ろした。
「おあいこ。」
 お互いに少し笑い合いながら、互いの性器に指を這わす。ずっと膝立ちのままだから、下着がお互いの膝辺りに絡まっている。
 不意に苺が屈み込み、愚息に熱い舌を絡ませた。
「くうっ…」
 思わず出てしまった声を押し殺す。六年…ずっと一人で始末をしてきた身体が、自分以外の熱い接触に喜びの悲鳴をあげている。
 くちゅ、ちゅぱ…ちゅるっ、くちゅ…
 先端から、溢れる雫を舐めとる様に舌が動く。その動きの一つ一つに…確実に限界が迫り寄る。
「っは…っ、苺…俺、……っ」
 苺の頭に手をやると、苺は口を大きく開けて愚息を頬張った。


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