投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

漂泊SOUL セクサロイドの罠
【SF 官能小説】

漂泊SOUL セクサロイドの罠の最初へ 漂泊SOUL セクサロイドの罠 7 漂泊SOUL セクサロイドの罠 9 漂泊SOUL セクサロイドの罠の最後へ

盗賊の生成過程/エクスタシーかタナトスか-4

4 堕落の連鎖

三体のセクサロイドに犯されている純の表情は、蕩けきっていた。
セクサロイドから疑似精液を膣内に順番に放たれて、膣内からたらたらと精液が逆流してくるのを感じながら両脚を投げ出したまま、ぐったりと脱力していた。
セクサロイドの凌辱はまだ終わらない。
純の足首をつかんで、クリトリスと疑似精液と愛液が溢れている膣口と小陰唇と肛門をセクサロイドの舌先が往復していく。
純は抵抗せずにはぁ、はぁ、はぁ、と熱い吐息を洩らしている。クリトリスを舐められると純の腰がビクッと震える。
唾液と愛液と疑似精液を肛門のすぼまりに塗りつけるようにしながら、唇と舌先は小陰唇とクリトリスを愛撫し続けている。
肛門は排泄器官であり性器ではない。
セクサロイドは敏感なクリトリスを指先より柔らかい舌先でねぶるように愛撫して、快感に陶酔させながら小さな禁忌のすぼまりをほぐしていった。
肛門の出口周辺は、神経終末が密集していて非常に敏感である。性感帯後壁、子宮の裏側付近、ポルチオ周辺などに刺激が伝わり快感を生むことがある。
ただし、排泄器官であるために肛門括約筋がきつく穴をすぼめている。
肛門は口や女性器などと同じように粘膜組織が体外に
露出しており、刺激を敏感に感じる部位である。
脳の体性感覚の地図で、大きな面積を占めている。
口、性器、肛門は性的な快感と関連が強い。
ただし、膣括約筋よりも肛門は強い力で穴をすぼめている。肛門括約筋は自らの意思で収縮、弛緩させることができる外括約筋と意図的に弛緩できない内括約筋がある。
セクサロイドが純を愛撫しているのは、純を底無しと思われる快感に陶酔させるためだけではない。純が快感を獲得するためには、相手を刺激して快楽に陶酔させることなしでは成立しないと心と体に刻みこむことなのであった。
肛門性交は外括約筋を自ら緩めようとしなければ、皮下組織、筋内組織を損傷しかけないリスクがある。損傷が繰り返されると最悪な場合は便失禁に陥るのだ。
挿入された男性器への刺激は、膣括約筋よりも強く絞めつけられて、肛門独特の快感をもたらす。
また膣性交で愛液が溢れるように、肛門性交では肛門や直腸からは腸液が分泌される。腸液は消化液であり性的興奮によるものではなく、体内に異物が入ったための生理的反応だが、締めつけの強い肛門でのピストン運動を可能とする。
フェラチオで、舌や頬の内側を男性器で刺激されると唾液が溢れるのと同じである。
ただし、本来は排泄器官である肛門は口唇や口腔より繊細で脆弱といえる器官である。異物の挿入によって裂傷や擦過傷とそれによる出血、裂肛、直腸脱、炎症性腸疾患までを引き起こすことがある。
男性器の突き上げで直腸穿孔を合併することもある。
また、挿入側にもクリニングスと同じように体液による感染が考えられる感染症のリスクがある。
B型肝炎、HIV感染もふくむ性感染症である。
さらに腸内の大腸菌などの細菌による尿道炎等の尿路感染症を引き起こす恐れがある。
セクサロイドは薬剤とナノマシン注入で開発されていない性感帯を覚醒させていく。
「あひぃぃぃっ!」
セクサロイドは中指の指先の先端を、クリトリスへのクリニングスと揉みほぐして揺るんだわすがな隙を逃さずに純の未踏の肉の隘路へ押し込んだ。
セクサロイドはすぐに肛門から指先を抜いて、勃起した性器を陰唇に当てがい、膣口へと性器を根元まで突き入れた。そして膣洞の奥、ポルチオへの刺激と快感を純に教え込むのだった。
疑似精液が性器の脈打ちと同時に放たれて、絶頂に純の意識が飛ばされそうになる。
残り二体は恍惚とした表情の純の半開きの唇にディープキスをして、交代しながら性器をしゃぶらせる。虚ろな瞳で、純は二本の性器を交互にしゃぶる。セクサロイドは純の奥歯に性器が当たろうと冷静に行為を続ける。純は頭をつかまれ、吐き気をもよおす喉奥ギリギリで熱いぬめりを放たれた。唇から唾液まじりの白濁した疑似精液を純は垂れ流した。
純は絶望で心が染まっていく気がした。
口唇を凌辱した二体は左右から純の上半身を愛撫し続け、もう一体は開脚させ、肛門に舌先を押し込んで舐めまわす。
「もう、許して……」
純はすすり泣きながら哀願するが、セクサロイドは純を責め続ける手をゆるめない。
まるで全身が性感帯のようにされてしまったような感覚に純が陥った。ヴァルキリーの気高さや誇りを砕かれてしまった頃に、セクサロイドはついに前後から突き入れてきた。
「ひあぁぁっ、お尻が壊れちゃうぅっ、熱いっ、中で擦れて、はぅっ、うぐっ、うぷっ、んぐっ、んんっ、むぐっ、ふぐっ、ふっ、んんんっっ!!!」
三体目は純の唇を性器でふさいだ。三穴責めで、純はもう何度目かわからない絶頂に全身を痙攣させた。
性交するとき、純はフラッシュバックで快感の記憶が生々しく呼び覚まされることになるだろう。
ついに気絶してしまった純を疑似精液まみれにしたセクサロイドたちが離れると、研究室に戦闘服の美女サキュバスが現れた。
「このあとは私に任せてもらうわ」
サキュバスは監視カメラに艶やかな笑みを浮かべて、脱力しきった純の体を抱え上げた。
「サキュバスに狙われたあのヴァルキリーに、同情したくなったな」
モニタールームで監視記録をしていた男は、助手が手渡してくれたインスタント珈琲の紙コップを受け取るとそう言った。
「あの被験者は耐えきれるでしょうか?」
「サキュバスよりもナノマシン性能は落としてある。もし耐えきれなければ、残念だが廃棄されるだけだ」
サキュバスのナノマシン性能はポイントを剥奪することもできる上に、必要ならばバトルアーマーのブラックボックスのプログラムにハッキングをかけて、搭乗者の意識を失わせることすら可能とする。
高性能ナノマシンの負荷が、激しい欲情か、タナトスとして現れるかは、試してみなければわからない。
タナトスとは死への欲望である。


漂泊SOUL セクサロイドの罠の最初へ 漂泊SOUL セクサロイドの罠 7 漂泊SOUL セクサロイドの罠 9 漂泊SOUL セクサロイドの罠の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前