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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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13.愛の中にある幾許かの狂気-8

 竜二は吸い寄せられるように足元にしゃがむ。
「な、えっ……」
 直腸に異物を入れたまま二本の脚で立たされた悠花は、前屈のときとはまた違った角度による圧迫感で、苦悶と快感ない交ぜで朦朧となりながらも、足元の竜二が手に持つものが見えた。
「バイブと迷ったんだけど、こっちのほうがエロいかなと思ってよ」
 手に持っていた電気マッサージ機を悠花に見せつけながら、「使ったことある? 電マ。AVとかでよく使ってんだろ?」
 悠花はアダルトビデオなど見たことはなかったが、ハンディ型の電気マッサージ機が女性に対してどのように使われるものかは知っていた。だがAV女優はあくまでも仕事の中で、――悠花にとっては彼女たちがそれを仕事としていること自体、心のどこかで軽蔑していたが、現場で指示されて使われているに違いなかった。個人的にコレを持っており、自慰行為に使う女性もいないとも限らない。そんなモノを使うなんて、同じ女ながら自慰行為をしない、しようとも思わない自分にしてみれば侮るべきものだった。
「脚、もうちょい開けよ」
 竜二は内ももに手を添えて一歩開かせようとする。悠花は身を硬くして拒むが、背後から健介にも逆の内ももを押されると、脚を踏みずらしヘアに彩られる下腹部を露にした。スイッチを入れられた電気マッサージ機から低い振動音が聞こえてくる。
「や、やめ……、そんなの」
「アナルセックスでもっと気持ちよくさせてやろうとしてんじゃねぇかよ」
 と言いながら、竜二が空いたほうの手を悠花の下腹部に伸ばし、愛液と潮に濡れ塗れたクリトリスを柔肉を開いて開帳する。
「あ〜あ、こんなピンピンにしちまってよぉ」
「あはっ……!!」
 親指と中指で開いたまま、人差し指の腹で勃起した雛突を弾かれると、悠花は声を上げて脚を戦慄かせサンダルを足踏みした。それに呼応するように、背後から健介のピストンが開始される。男茎が後退と進入を繰り返して後ろの壁を擦ってくると、クリトリスは更に敏感になり、直下の入口の襞が呼吸をするように震える。健介の呼吸と共に男茎の往復が速くなっていった。前を犯される時と同じ動きを初めての器官に受けながら、悠花は前を犯される時以上の快楽に包まれていく。
(こんな所で……)
 頭の中でもう一人の自分が、排泄器で淫りがわしくなっている自分を非難してくる。これまで犯されて常に快楽を感じながらも、このもう一人の自分がいるせいで羞恥や嫌悪に苛まれてしまうのだ。いっそ淫欲な自分しかいなくなれば快楽に溺れ切ることもできるのに、常に悠花の頭の片隅で犯されている自分を観察してくるのだった。
「あんっ……! はあっ! ……うあっ!」
 だが二人の陵辱者の前にいる悠花は一人であり、現実には男茎に菊門を受け入れながらイヤラしい喘ぎ声を漏らしている。竜二の指がクリトリスから去ると、振動音を響かせながら電気マッサージ機が近づけられてきた。
「あっ……、はっくっ……! だ、や……。……、……ああぁっ!!」
 やめて、と言う前に電気マッサージ機の先端が悠花のクリトリスに押し当てられた。初めて機械的なバイブレーションをクリトリスに送り込まれて、悠花は背後と足元から男の手で支えられながらも身をくねらせて崩れ落ちそうになってしまう。肛交しながら本来そのようなことに使うべきではない器具をクリトリスに押し当てられて感じている。また頭の中の悠花が、蔑みの目で自分を見てきた。そんな女は淫乱以外の何者でもない、と。
(もう、だめっ……)
 羞恥に耐えようと力を入れて押し留めることができていた筈なのに、強いバイブレーションによる刺激のために、失禁したかと勘違いするほどの潮が流れ出て内ももを伝った。だらしない下半身を戒めたいのに、収まったかと思うと振動を押し付けられて、またなすがままにイヤラしい汁を垂れ流してしまう。
「あーあー、もうメチャクチャだぜ? 見てみろよ、脚の間」
 竜二の言葉に催眠にかかったように両足の間に目を落とした。床の上に透明な水溜りができている。更にそこへくるぶしから流れ出る新たな潮が流れ込んで外周を広げていった。
「おい、あんまヤリすぎると、本当に脱水症状起こしてぶっ倒れちまうぜ?」
 健介が面白がって何度もクリトリスを器具で弄る竜二を呆れたように諌める。
「確かに、気絶したらレイプすんのもつまんねーな」
 漸く電気マッサージ機を悠花の股間から離した竜二は、冷蔵庫の方へ歩いていき中を探った。
「ちっきしょっ、金入れなきゃ取れねぇじゃねぇかっ!」
 冷蔵庫に収められている飲み物は全てコインを入れなければ取り出せないようになっていた。しかも通常買うより倍以上の値段設定になっている。竜二は全裸のまま、冷蔵庫の扉を乱暴に蹴ってから受話器を手に取った。
「おいババァ、茶でも何でもいいから403に持って来いっ!」
 とだけ言って一方的に電話を切る。


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