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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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13.愛の中にある幾許かの狂気-1

13.愛の中にある幾許かの狂気



 両手を使えない不自由な肢体に何粒も施されている真珠の突起によるピストンが寸断なく悠花の秘所を入口から最奥まで余すところなく擦り続け、たちまち甘くトロけてしまいそうな感覚に下腹部すべてが支配されていく。
「あうっ……、はっ……、もう、や、やめて……」
 何度訴えても、その言葉のすぐ後に、ドンッ、と背骨まで響くような衝撃を加えられて、悠花は大きな悲鳴を上げて絶頂に達する姿を男たちの前で披露させられていた。
「いつまで芸能人ぶってんだよぉ? ああ? 何回もイッてるくせに。おらっ、クソビッチだって認めてヨガり狂っちまえばいいんだよっ!」
 さすがにずっと腰を動かし続けている竜二の息も荒くなってきていた。だが、目の前の芸能人はその美貌を快楽の悦びに加えて苦悩と自戒をない交ぜに宿らせながら、仕事のときは決して見せないだろう更なる美しさを見せている。そして味わってきたどの女の蜜穴よりも貪欲な動きの花園が、見事に鍛えられた腹部からウエストの括れをくねらせて男茎を締めつけて、引き込むように吸い付いてくるのだ。そんな悠花を前にしては、男茎を出し挿れし続ける疲労もそっちのけで攻め続ける堪力が湧いてきた。
 一度自分が放出した精液だけのせいではない、悠花がとめどなく流してくる新たな愛液が襞合に溢れて心地よい滑りを呈していた。並程度の女であれば、これだけ犯されては秘所は弛み、だらしなく男茎を包むだけであるのに、悠花はまだなおその肢体で男の体を求めてくる。竜二は悲哀の悠花の貌を眺めながらも、止まぬ劣情に更に悠花を苛ませたい欲求に駆られるのだった。
「よっと!」
 犯している途中で、出し抜けに悠花の体を男茎から抜き取り、ベッドの上に投げてどかせる。
「あっ……」
 小さく悲鳴を上げてスプリングの上に跳ねるが、その肢体は、ビクッ、ビクッとわななきながら、横たわって投げ出した美脚の間から男茎が抜かれたことで噴出してしまう潮を内ももの肌からシーツへと流し出していた。悠花の痙攣に合わせ、ヒップから顔を覗かせているリングが天井の照明に反射して光った。竜二は屹立する男茎を揺らしながら立ち上がると、悠花の体を背後から抱えるように引っ張り上げベッドから下ろす。
「立てよっ、おらっ」
 強引に両足を床につかせると、よろめく悠花を支えながら背後の両手を掴んだ。膝に力が入らずにヒールが挫けて前に倒れこみそうになるのを、手綱のように腕を引かれ、背を反らした前傾姿勢が苦しい。その突き出されたヒップの丸みに、背後からまた亀頭が埋められてきた。
「んああっ!」
 立ったまま、倒れることを許されない後背位で貫かれ、朦朧となっていた悠花は再び髪を揺すり顔を上げて叫んでいた。ギリギリまで引き抜かれていた亀頭が、悠花のヒップに部屋中に聞こえる音を立てて強く打ち付けられる。
「あうぁっ!!」
 背中から襲い来る衝撃に静止していられず、サンダルが前に進む。パンッ、パンッ、とヒップを打擲されているような音がする度、悠花は一歩ずつ前に進んでいった。やがて向かう先はソファのバゼットであり、竜二が悠花を意図的に導いていることに気づくと、
「いやっ……、やあぁっ!!」
 と髪を振り乱してサンダルの指先に力を入れて抵抗しようとする。しかしまた竜二の下腹部が悠花のヒップに鳴り、更に亀頭の先で最奥の軟蓋を押し上げられると、悠花は歩みを進めずにはいられなかった。
「おらっ……、見せてやれよ。カレシにもよぉ」
 遂に二人はバゼットのすぐ前に到達し、そこで竜二は悠花の背中を押し出すように前屈させる。
「こんなカッコいい彼氏いるのに、村本なんていうキモい男とヤリまくってたんだろ? ザーメン飲むわ、かけられるわで悦んでたくせに。悪いと思わねぇのかよぉ? しかも今日会ったばかりの俺にレイプされて、何回潮噴いた? お? 何回イッたよ? 言ってみろよ、おお?」
 背後から立て続けに悠花の罪状を列挙される。
「いやぁっ……! ……やだっ、もぉ……。もうやだっ!!」
 肩から垂れた髪の先がバゼットの体に触れているのがわかる。近くにいる恋人……、いやもはや恋人関係は崩れているだろう。バゼットは自分の裏切りを許すわけがない。バゼットの気配をすぐ前に感じるところまで連れて来られて、これまでの己が行為を悔いたくてもどう悔いたらわからないほどの煩悶に、この体を弄んだ男たちに対する怨讐と自分自身に対する嫌悪が悠花を叫ばせた。
 狂う。もう狂ってしまえばいい。
「は、悠花……」
 譫妄に陥りかけていた悠花の耳にバゼットの声が聞こえた。
「バ、バゼット……」その声に正気を取り戻した悠花は、ゆっくり瞳を開きながら、「ごめん……、あぁ……、ゆ、許さなくて……」


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