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「はじめから」
【その他 官能小説】

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「はじめから」-1

「ねぇ、そんなに肺にニコチン貯めたいの?」
「はっ?」
街の小さなBARで煙草を吸う私に声をかけるバーテンダー。
「仕方ないじゃん、お酒飲ませてくれないんでしょ」
「未成年に飲ませるものはない。2年後をたのしみにしてろ」
「煙草ならいいわけ?」
「もちろん、煙草もダメ。そんなにイライラするなら俺にストレス発散しな。」
そういって私の煙草を横取りする。
(何こいつ…やっぱ兄貴の友達だわ…こんなやつ大っっっ嫌い!!)
事の発端は昨日。彼氏に振られた私が兄に泣き顔を見られたことから始まる。兄が新しいやつ見つけて元気出せとかいって、未成年でも入れるBARがあるから遊んでこいといって来てみたのだ。確かに入ることはできた…しかし現実は甘かった…。
私の飲酒喫煙は今にはじまることでない。
元彼…に付き合ってはじめた。いわゆる不良だった。兄もそうだけど友達だけはまともらしい…。
「セリカちゃんは隆弥と似てないね。」
「兄貴とは似てないって良く言われる。けど性格はそっくり。」
「あーそうかも」
「どういう意味よ!!!」
「自分がいったんやろ?」
かなわない。
なんなんだ。
初めて会ったのに。
この態度。
むかつく。
けど。
不思議と私の心に侵入する…。
「ねぇ…崇(しゅう)」
「なんだぁもう呼び捨てか?」
「イライラを崇で発散していいんだよね?」
「ああ。」
私はあまりにムカついていたのと彼のいない寂しさに彼を頼ることにきめた。
「セフレになって」
「…いいぜ。」
「私を満足させて…」
「セリカで俺が満足したらセフレになってやらぁ。」
私たちはこうして出会った。
BARを早めに閉店させ、近くのラブホへ向かった。
中へ入るとかわいらしいホテルだった。
「未成年の女は抱けるんだ。お酒煙草はだめっていうくせに。」
「セリカとっくにバージンじゃねーだろ?だから抱く気になるだけだ。」
「意味わかんなぁーい。」
確かに男は取っ替え引っ替えしてた。
それがばれるのがなぜかくやしい。
私はそう思いながら服を脱ぎ自慢のDカップをみせた。
「けっこうスタイルいーじゃん」
「そー?」
ゆっくりと私に近付き、唇を合わせる…。
(この人…うまい…)
気付いたらもうとろけるような激しいキスを全身にされていた。
「ふぁっん、はぁっ、あん、あっ、っあっぁああっ」
「感じる?」
「聞かないで…っあっん!!」
ビクッと身体が跳ねる。
首や耳をぺろぺろと這い回され、片手でブラの上から尖端をいじくりまわす。
なんとも言えない感覚が私の頭を麻痺させる。
次第に私の蕾に下着の上から触れる。
彼の服を脱がせ彼の息子もしっかり見る。
するとあまりの巨根にびっくりした。
「でけーだろ?俺の息子。」
「…うん。舐めていい?」驚くほど素直に言葉が出た。私は彼の返事をきくまえにもう舐め始めた。


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