１２．花客に曝け出した散美-6
ただでさえ絶頂直後で研ぎ澄んで敏感になっている秘所の内壁が、ゆっくり突き進んでくる凶器の突起に擦られて、悠花は高く上げた脚を何度もビクッと跳ね上げていた。溢れてくる愛汁を漏らすまいと奥歯を噛み合せて我慢しようとするが、幹の表皮を蠢く真珠が悠花を摩る毎に奥から熱く迸ってしまう。
「おぉっ……、マンコの締めつけハンパねぇ……。ただでさえ狭ぇのによお、絡まって引っ張ってきやがるぜ？」
悠花ほどのルックスレベルを持った女を屈辱的な状況下で犯している興奮に加え、挿し込んだ男茎はこれまで交わった女とは比べようもないほど強く絞められ、柔襞が絡めとってくる感覚に竜二は詰るのも忘れて率直な感想を漏らしていた。
「結構背あるのにケツが小っちぇえ、っつーか、骨盤が狭ぇからマンコもキツいんだ。プラス、こんだけエロいってんだから、名器になんのは当たり前だろ？」
健介は肩越しに竜二の男茎が悠花の中へ突き刺さっている箇所を眺めて分析すると、
「にしても普通に本気汁出てるじゃねえかよ？ 即ハメされていきなり感じてるなんて、レイプにゃなんねぇだろ？」
男茎の幹に漏れている悠花の白濁汁を見つけて苦笑交じりに指摘してくる。指で簡単に絶頂まで導かれた体は、間髪入れず男茎で貫かれて貪欲に快楽を求めずにはいられない状態になっていた。最奥にまで竜二に刺し込まれて、ピストンは開始されていないのにもかかわらず、悠花の下腹部は男茎に絡みついて膣壁でその異形を愛しむように何度も締め付けてしまっている。
「んじゃ、他の男でもヨガりまくっちゃうとこ、カレシに見てもらおうな？」
竜二は改めて悠花のウエストの括れを両手でしっかりと掴み、ヌルリと腰を引いてきた。その引き動作だけで、恐怖と期待にヘソ周りの滑らかな肌がうねる。
「や、やめ……」
言葉を発しようとした刹那に、真下から強烈な衝撃が打ち込まれた。悠花は健介に抱かれながら、顔を仰ぎ唇を震わせて、悲声にもならず息が止まりそうになりながら打ち震える。たった一撃を受けて、立ったままで深々と奥を密着され丸突起の亀頭で押し上げられると、つい今しがた達したばかりなのに、また歓喜の奈落へ吸い込まれる予兆が全身を襲った。
「けっ、頑張ってイクのガマンしてんだろ？ 一発ぶち込まれただけでイッたんじゃ、スケベ女丸出しだからなぁ！」
大きな声で揶揄される中、また亀頭が擦りながら引かれていく。悠花は睫毛が凝り始めた潤んだ瞳を薄目に開いて正面の陵辱者を見やり、
「待って……、や……、あ……」
来る。再度の衝撃に備えて身を固くしようしたところへ、不意を突いて、背後から片手を巡らせた健介が、竜二の貫くすぐ上で敏感に雛立っているクリトリスを指の腹で弄ってきた。
「あっ、はっ！！」
老練とも言える健介の指使いに遭って片脚立ちの膝が崩れて座り込みそうになると、タイミングよく竜二がまた男茎を打ち込んできた。最奥に到達する亀頭を受け止めるように秘肉を収縮させて、意識が遠のくほどの絶頂に見舞われる。男たちの視線の中での陵辱から逃れるために、このまま気絶してしまう誘惑に身を委ねてしまいたいのに、竜二が小刻みのピストンを送り込んで悠花を現実世界へと引き戻してきた。
「まだだぜ？ ほら、よっ……、っと！」
「うあぁっ！」
休みなくエクスタシーを味わされて蕩けそうになっている花園へ容赦なく打突が見舞わる。いっそ気を失ってしまいたい、おかしくなってしまいたい、あまりの恥辱と悦楽に悠花の精神は崩壊することを望んでいるのに、それすら許さずに竜二が休みなく交接を繰り返してくる。高まった性感は絶頂によって一旦は収束し落ち着くはずなのに、絶え間なく与えられるピストンは悠花の性感を常に一定の水準に保ち続けていた。
「や、やめ……、て……。……やめてっ！」
失心の際まで追い込まれ、竜二が入ってくる度に、いや出て行く時ですら奥から歓喜とともに夥しい愛液を迸らせてしまう自分が恐ろしくなってきて、朦朧となりながら悠花は大きな声で叫んだ。
「あぁ？ どうしたよ。やめて欲しいわけねぇだろ？ バカみたいにイキまくりやがって」
「やめて……、壊れる……、壊れるから……」
「ぎゃははっ、壊れちまえよ？ あぁ？ 俺のチンポでその淫乱マンコ、ぶっ壊してやるからよぉっ！」
と、竜二は奥まで男茎を押し込み、丸突起が悠花のウィークポイントを穿り上げるように密着させると、素早く腰を震わせてきた。竜二の腰の動きに合わせて、悠花の体が激しく振動する。