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処女寺
【複数プレイ 官能小説】

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処女寺 〔前編〕-6

 ところで、緋菊の間では、さんざんよがった末に達してしまった弥生が、横臥し、畳に頭を付け、軽く汗ばんでいた。

「奥様。これで身体がほぐれましたでしょう」珍念が耳元で囁いた。「そろそろ、後ろの穴のお時間でございます……」

弥生が顔を上げると、萬念が浣腸器を取り出し、小さな桶に突っ込んでいた。そして、ぬるま湯の入った浣腸器を彼女の鼻先に持ってきた。

「奥さん。お湯に、ちょっとばかしグリセリン液を混ぜたのがこいつに入っている。これを注入すると、しばらくして、おなかがゴロゴロしてくるけど、何も心配いらないよ。俺たちが万事うまく処理してあげるから」

そう言って萬念は浣腸器の先からピュッとひと噴射させた。

「……や、やっぱり、よしてちょうだい。後ろなんて嫌だわ」

弥生はピッチリ正座し、片腕を回して尻の合わせ目を手で塞いだ。

「奥様、そんなことおっしゃらずに。……冒険してみましょうよ」

珍念は言いながら弥生の半身を起こし、前からソフトに抱きついた。柔らかいがほどけぬ抱擁。動きを封じられた女の、その豊かな尻に萬念が取りついた。白い背中をグッと押しつけ、尻をせり出させる。弥生は甲高くわめいたが、小坊主たちは素知らぬ顔で事を運ぶ。

 浣腸器の先端を唾液で湿らすと、萬念は淡い鳶色の菊座にガラスの細い管を差し入れた。

「いやっ。……いやいやいやっ……」

シリンダーがゆっくりと押され、浣腸液が徐々に入っていく。弥生の目がまん丸に見開かれる。白目の端に細い血管の筋が見えていた。

 今まで便を出すだけの器官に浣腸液という異物を注入された弥生は、今度はきつく目をつぶり、歯を食いしばっていた。が、ふいに、さっき以上に大きく目を開けた。萬念がパンツを下ろし、豊満な尻を抱え、後背位で大きな魔羅をヴァギナに差し込もうとしたのだ。

「あ…………」

膣口に野太い亀頭がめり込む。

「……っっ。…………ああああっ!」

ズブズブズブっと巨根が埋没する。弥生の全身が強張り、目が半眼になる。

「奥さん、浣腸液の効果が出てくるまで、俺の……」萬念は腰をおもむろに打ち振り始めた。「俺の、でか魔羅を味わってみてちょうだい。とっても美味しいから」

 弥生は珍念と胸を合わせたまま、萬念にバックから蜜壺を撹拌され始めた……。



 玉泉の部屋。メイの嬌声は熱を帯びてきた。住職の中指が秘口をまさぐると同時に、親指がクリトリスをタッチし始めたからだ。

 この阿久メイ、大人しそうに見えて、じつはオナニーをしたことがあった。自分の部屋で、夜、こっそりと、クリトリスをいじり、湧き上がる快感を得たことがあったのだ。しかし、稚拙な自分の指では到底、アクメに至ることはなく、性の喜びの扉を細く開けて中を覗き見したにすぎなかった。

 ところが、異性に触られる感触は自分でいじる感覚とは雲泥の差があった。とても気持ちがいいのだ。思わず声が出る。

「ああーー……。ああーー……。ああーー……」

触っている玉泉の親指の動きも絶妙だった。始めのうちは、あくまでもソフトに肉芽をもてあそんでいたが、徐々にタッチの頻度を増し、強めに触れるようになってきた。

「ああーーーん……。ああーーーん……。ああーーーん……」

メイは目を閉じ、クリトリスに生じる快味に神経を集中している。おまけに秘口も刺激されるので、ダブルの悦楽だ。その悦びは今まで経験したことのないもので、どんどん高まってくる。

(このままだと、わたし、どうなってしまうの?)

未体験の愉悦にメイは軽く怖れを抱く。だが、喜悦の先にあるものも見てみたい。彼女の心は揺れた。そして、その揺れは玉泉の指が強く動くことで「怖れ」よりも「喜悦の先を見たい」に大きく振れた。

「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ」

喘ぎ声が切迫する。

「ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ、ああっ」

クリトリスが弾かれ、膣口が淫靡にくじられる。そしてついに、娘の喜悦は頂点に達する。

「あうんっ!」

メイの身体が大きく跳ねた。続いて二、三度、小さく跳ねる。

生まれて初めてのクリトリス逝きであった……。



 逝くといえば、小坊主たちの部屋で、弥生が逝きそうになっては、それを寸止めされ、また達しそうになっては、その直前で足踏みさせられていた。

萬念の怒張が女陰に押し込まれるズムッズムッズムッという振動の余波で、浣腸液を湛えた肛門がひくつく。大腸の末端あたりがゴロゴロし始め、弥生は違和感を覚えるのだが、それを意識させないほどの快感がオマ○コに生じているのだ。

(巨根って、これほど凄いものなの?)

弥生は瞠目していた。このままでは、経験したこともない壮絶なエクスタシーの波に呑み込まれるのは必至だった。それなのに、萬念が腰の動きをピタリと止めて問いかけるのだ。


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