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磯崎恵利子 15歳の受難
【レイプ 官能小説】

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背徳の桜貝 ☆-1


 猥褻行為の被害に遭い傷付き高校受験失敗に失望を禁じ得ない恵利子とは対照的に、加害者である藤岡精児はその清らかなまでの“性”に魅せられより深い渇望へとその欲望を変化させていく。

まだ13歳の時より目を付け、つけ狙っていた少女磯崎恵利子。
繰り返し盗撮を続けたスカートの中、少女の中心を包み隠す薄布。
その薄布一枚隔てた向こう側にある甘美なまでの世界に、熱く滾る様な想いを馳せ続けた二年間。
遂に精児はその一端を垣間見る事に成功したのだ。

ブラを剥ぎ取り露呈させた胸元の膨らみには、透き通る様な白い肌に浮かび上がった青い静脈。
恐怖に震える膨らみはそのあどけない表情とは対照的に、アンバランスなまでにふくよかで痛い程に精児の下腹部を刺激した。
乳白色とも思える程淡い色をした膨らみの先端部を摘み上げ玩びながら、次への一手を思考した至福の時。

今まで視覚でしか捉える事が出来なかった恵利子を包む薄布に指先を掛け引き降ろし、両脚を開かせ遂に目にする憧れの蕾。
両脚の付け根でひっそり息づく淡い色使いの蕾は、まるで薄い二枚の合わせ貝の様に神秘的であった。
その神秘の合わせ貝を拡げ覗き込み、舌先を這わせながら、今一歩のところで精児は……

結果論になるが付近で遊ぶ少年たちの声を聞き違え臆する事無く、恵利子の処女孔を貫いていればその所有権は精児の物となっていた。
今の様にその記憶に頼り恵利子を想いうかべ、はち切れそうに募った想いを滾らせながら自身を慰める必要は無かったのである。

(恵利子を…… 磯崎恵利子をレイプする!)
単なる盗撮魔から強姦魔へ藤岡精児がその変質を迎えようとする瞬間であった。

しかし藤岡精児と千章流行では、恵利子に対するビジョンが大きく異なっていた。
精児の恵利子に対するビジョンは、盗撮・猥褻行為そしてレイプへとエスカレートして行く。

それに対し千章は当初より恵利子のレイプが目的で、その手段途中経過として盗撮・痴漢行為を行う。
更にレイプ時にその行為を撮影し、それを持って継続的なセックスを恵利子に強いると言った建設的な物であった。
二人の男の歪んだ欲望滾る想いが、清らかな少女磯崎恵利子のあずかり知らぬところで交錯して行く事になる。

もちろんそれは恵利子を欲する二人の男たちも、互いの存在や目的を正確に把握するには至らなかった。
この時点で精児はそれと知る事は無かったが、千章と言う男自体の存在を自身が雇われ管理するラブホテルの客の一人として認識していた程度であった。

利用頻度や男の風体自体取り立て印象に残る物は無く、精児の関心を惹いたのは同伴する少女の容姿であった。
二人の年齢差から察すれば自然と援助交際が疑われたが、少女の透き通る様な美しさがそれを否定させる。

 その美しい少女こそ、千章流行最初の被害者福井美涼であったのだ。

精児が雇われるラブホテルの一部部屋を盗聴し、利用する男女の行為を楽しんでいた事自体は以前から行われていた事であった。
しかし偶然にも興味深い男女は、盗聴器が仕掛けられた部屋を利用し続ける事になる。
もちろん数少ない会話が全て聞き取られ把握されていた訳では無かったが、精児はその鋭い感からも不釣り合いな男女の関係を当初よりほぼ概ね感じ取っていた。


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