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花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

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「そうだ!駿ちゃん!あたし今、夢ちゃんと暮らしてたんだよ!」
「あ。あぁ。そうだな?」
「夢ちゃんが結婚したら、あたし一人なんですけど!」
「そうだな。」
「4月から社会人になるから仕送り止められるんだけど?
フラワーショップは今のマンションで一人暮らしをするほど
お給料はもらえないと思う・・・」

駿ちゃんはまだ話しの方向性が見えないらしい。

「駿ちゃんが夢ちゃんにお兄さんを紹介したんだって?」
「あぁ」

なんで。そんな自分の首を絞めるようなこと出来るの?

「もうお兄さんって呼んでやってるんだ?喜んでたよ。可愛い妹が出来るって」

目を細めて2人を眺めている。
駿ちゃんは苦しくないの?

そんな目をしている駿ちゃんを見ているのはあたしは苦しいよ。

「2人が結婚した責任をとってよね!」
「は?」
「駿ちゃんが紹介しなきゃ2人はまだ出合ってなかったかもしれないでしょ」
「あ・・・あぁ」
「あたしが引越さなきゃいけないのは駿ちゃんのせいだよね?」
「そ、そうか?」
「どう考えてもそうでしょ!」



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