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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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決意-1

地元で、身近な人の葬式が、二度も行われると言う異様な光景。黒服に身を包んだ加藤君や伊藤サンを初めとし、見慣れたクラスメート、担任、校長、らが絆の為に顔を沈ませ、
つつも、足を運んでくれた。加藤君ら部員は未だ涙目で、美術部は続けると言ってくれて
校長に先生は、立場上の出席はあるものの、彼の死を心から悲しんでいるようだが、クラスメートは、全ての人が彼の死に対して、顔を沈ませている訳では無く、一部のクラスメートは、共に学問を学んだクラスメートが亡くなったのに、特に親しい訳では無いからって、普段教室でするような会話を、笑い騒ぎ立てて。

不謹慎だ、でもそういう自分も、今まさに、彼の死を冒涜していた。

「アンタのせいよっ!アンタが息子を振り回すカラッ!」

鬼のような形相で、彼の眠る棺の前で、怒号を放つ絆の母。そのまま驚く私に近寄り、強く肩を掴み、そして乱暴に揺すり、「返せっ!返せよぉぉっ、この人殺しぃ!」と呪いの言葉を連呼し、私も溜まった想いを爆発させ。

「人殺しはアンタだろっ!?彼に人生を絶望させるような事を言ったからぁ」
「ぬぁんですってぇぇっコノ、小娘がぁっ!!」

人々が見てる中、乱闘騒ぎはますます悪化し、見兼ねた絆の父が、彼女を止め、私も母に
体を抑えられ、お互いやり場の無い怒りを抱えたまま、どうにか静まり。

絆、どうして?
どうして私を置いて天国へ逝ったのよっ!ねぇっ!


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