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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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7.罪より先に与えられる罰は無い-7

(ダメ……、これ)
 その感覚には身に覚えがあった。バゼットのたくましい体に包まれ、キスをされつつ、このラインを撫で上げられると、体の奥から潤った感覚が沸々と湧いてくる。今、背中を走ったのは、その予兆と全く同じ感覚だった。その後、いつもバゼットは悠花の体を指でなぞり、充分ほぐしてから、美しい乳房、そして長い脚の間の秘めやかな入口を愛情たっぷりに愛撫してくれるのだ。予兆の騒めきはその生々しい感覚の記憶を呼び覚ましてきた。
「くくっ……、じゃ、こっちもぉ?」
 逆側の側面も撫でられる。送り込まれてきた刺激に対する体の反応は、やはりバゼットに抱かれる時の反応と同じだった。
「ん〜? 悠花ちゃん、どお?」
 どうしても身を少しくねらせてしまう悠花の様子に、村本は鼻息を荒く、喉に痰をつまらせながら欲情しきった顔で、傍らから覗きこんだ。
「そんな、わけないでしょ。くすぐったいからやめて欲しいんだけど?」
「……ほんとぉ? くすぐったいだけぇ?」
 歯ブラシが完全に見切ったラインを的確に刺激しつつなぞってくると、唇を固く閉ざした表情をしながらも、フッ、と小さい吐息を漏らしてしまった。
「じゃ、そろそろぉ……、ね。しちゃおっかぁ」
「何を、よ……?」
 息を乱しながら、含みをもたせた男を一瞥する。
「……、くくっ。悠花ちゃんってぇ……」
 ビクッ……、ビクッと、すぐ近くでコンドームが跳ねるのが見えた。「そのぉ……、エ、Fカップのオッパイは、弱かったりするぅ?」
「……。……何言ってんの?」
「とか何とか言っちゃってぇ。コレでされ始めてから……、オッパイにイタズラされる、って薄々わかってたんじゃないのぉ?」
 歯ブラシがヘソの方へ移動し、更には鳩尾に沿って登り始めた。
「やっ……。……やめてよ、キモい……」
 身をよじるが、歯ブラシはどんどんと胸元の膨らみを目指して体を登ってくる。
 毛先はバストの下端に到達すると横移動に変わり、脇腹との境までなぞってくる。脇腹やブラの下端の狭間といった微妙な位置に、指では絶対にできない未知の刺激が送りこまれると、毛先が去った後でも、まるで何かがまだ触れているような感触が残った。
「あはっ……、何かクネクネしちゃう?」
「……! ……べ、別に……」
 毛先が脇腹をかすめ、艶美な麓を行来する度に、幾ら忍んでも身が動かずにはいられなかった。もし平素の悠花だったならば、何でも無い刺激だったかもしれない。しかし、両手を吊られて自由を奪われた状態で男の劣情の前に晒されていることで、触感がより澄まされ、その這いまわる軌跡をどうしても意識してしまうのだった。脚を伸ばしピッタリと合わせた膝頭を交互に前に出ながら、デニムミニの腰が微妙に左右に揺れてしまう。
 村本はスタイル抜群のモデルが、自分のイタズラに反応を示していることが、嬉しくて仕方なかった。出し抜けにビクビクッと股間に悦びの痙攣が起こり、併発する先走りが尿道を刺激する。
「……じゃ、じゃぁ……悠花ちゃん。……い、いっくよぉ?」
 村本は悠花の脇のすぐ傍に、膝を開いて正座し直した。
 その拍子に悠花の視界にも村本のコンドームの先端が映る。精液溜まりに大量の粘液が溜まってプックリと膨れ、新たに噴き出したものに押し出されるように、半透明の薄皮に包まれた亀頭から幹へと流れ落ちていた。一部は泡立ってすらいる。


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