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LOVE AFFAIR
【アイドル/芸能人 官能小説】

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7.罪より先に与えられる罰は無い-10

「ん〜、どぉしたのぉ?」
 ゆっくりと歯ブラシがもう一方の山頂に降り立つ。クルクルと細かい円を描きつつ、その円周を狭めきった果てに、ブラのパットに守られている筈の突起をクイッと捉えると、ピンッ、と弾きあげた。
「……はっ」
 こちらは既に硬突していたために、弾けた喜悦が逆側よりも強かった。
 蛍光灯に艷やかに照る唇が細かく開閉して息を荒くし、左右たった一度弾かれただけなのに、拘束されている両腕だけでなく、両方の胸の先端も何かに吊り上げられようとしているかのような錯覚すら覚えた。
「あれれ、悠花、ちゃぁん? オッパイ、気持ちよくなってきちゃったぁ?」
 と、村本は膝立ちのまま、悠花の体を跨ぎかけてくる。
「わっ……、な、何すん……」
 抗議の声をあげようとしたときには、男は悠花の細身のウエストの両側に膝を付いて馬乗りになっていた。体重をかけていないから苦しくはないが、屈辱的な体勢だった。目の前で、亀頭部が蠕動し、上下している。
「ほらぁ、気持ちよくなってきちゃったんでしょ? オッパイ」
「……そ、そんなのなるわけない、でしょ」
「そぉ?」
 男がサッと眼前に見せ手には、色違いの歯ブラシが握られていた。「ちゃんと、二本用意してあるんだぁ」
 そのまま二本の歯ブラシが、悠花の胸元に向かって差し出されてくる。
「……え、待ってっ……」
 左右どちらへ身をよじっても、マウントポジションを取られては、胸乳を男の手から逃れさせることはできなかった。歯ブラシは着実に、発見したポイント二ヶ所へ、同時に着地した。本来なら、トップスとブラ越しで「何か当たっている」程度の感触の筈だ。
「……ふっ、……くうっ」
 だが唇を閉じて声を殺そうとしても、喉の奥から声が漏れてしまう。男は徐々に歯ブラシを押し付ける力を加えていき、充分に力が入った後、グッと上へ歯ブラシを捻ると、ピンッ、と弾いた。
「あっ……!」
 今度は高い声をハッキリと漏らしてしまい、ブルッと身体を戦慄かせ、マットレスの上で身を反らしてしまった。思わず歯ブラシが去った方向へ胸が突き出た。
 すぐに羞恥が訪れて、慌ててマットレスへ下ろす。見上げた村本の表情は、今の悠花の反応を目撃し、唇の端から漏れたヨダレを電灯に光らせていた。
「は、悠花ちゃん……。あはっ……、エ、エッチな声出ちゃったねぇ。すっごくカワイクて、イヤラしかったよぉ?」
「……」
 顔は正面に向けていなければならないし、目も閉じてはいけない。だが悠花はあまりの恥ずかしさに、目線だけでも村本の顔から外さずにはいられなかった。
 衣服の中では弾かれた両乳首は完全に上を向いている。
「乳首、ピンってなっちゃったんでしょぉ? ほーら、もう一回エッチなお顔見せて……」
 そんな乳首にもう一度歯ブラシの刺激が来たら――、と恐れていたことそのままに、再び歯ブラシのヘッドが頂点を目がけて伸ばされてくる。
「だから待って……! ……待ってってばっ!」
 しきりに言うも虚しく、歯ブラシの毛先は先ほど弾いた突起を捉えると、今度は毛先でそれを倒しつつ、クルクルと円を描いた。
「はっ……、やっ……! ……あっ」
 待って、と直前に訴えた時とは明らかに異なる、鼻にかかった声を吐息と一緒に漏らしてしまった。
「ふあっ……。悠花ちゃんの乳首、硬くなってるよぉ? 歯ブラシでイジられてエッチに立たせてるなんてぇ……、すっごいエッチ……。たまんないっ」


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