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死の森の王国
【ファンタジー 官能小説】

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第3話 Aロサミア・アビゲイル-1

Aサイクロプス (単眼巨人)

深い森には多様な生物たちが生きている。ココーブが飼っている単眼の巨人もそのひとつだった。

この単眼巨人はアリアでは一般的にサイクロプスと呼ばれていた。巨人といっても、大きさは成人男性の身体を二回り大きくした程度、二本の手足とひとつの頭と、基本的なパーツは人間と変わらないのだが、人間との顕著な違いは、土色の皮膚と顔の真ん中に巨大な単眼あることだった。

サイクロプスは低能で会話はできないのだが、低レベルながらも言語を解する能力は持っていた。力が強く、肉体は頑健、病気に強く、過酷な環境にも適応でき、主人の命令に忠実である一方、集団行動は苦手であるため、アリアでは主に警備用、単純作業用の奴隷として飼われるのが一般的だった。

ただし、野生種のサイクロプスは極めて粗暴で飼い慣らすのが難しい。人間に飼われるようになったのは、様々な品種改良のおかげであった。


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