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噂をすれば恋
【女性向け 官能小説】

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-1


「違う噂?」

「そう」
加藤さんと森川さんはにやりと笑うと
「後は二人で解決しろ。この会議室は午前中とってある」
と第4を出て行った。

「違う噂って?」

金子さんが加藤さんのいた席に座って
苦笑いしながら聞いた。

「金子さんが、女にだらしないって・・・・」
「はぁ?」

びっくりするぐらい大きな声で驚かれた。

「なんだそれ?」
「え・・・噂」
「そんな噂流れてんの?」

え?え?噂って違うの?

「真樹ちゃん。誰と勘違いしてるのか、俺の噂、それじゃないと思うけど?」

もう帰る事をあきらめて
腰を落ち着けて話しあおうぜ。と会議室にかぎをかけた。

「じゃぁ、噂って・・・・」
「う〜ん・・・俺ね。シスコンなの」

シスコン・・・?

「妹が可愛くて。ほっとけないんだ。
あ。恋愛感情は1ミリもないよ。
ただの妹として」

はぁ。

「んで、学生時代もそれが有名で
彼女よりも妹との約束は絶対に優先だったし」

はぁ。

「今は妹は結婚してるんだけど。
俺のにっくき親友とな!俺の奈央を取りやがって」

はぁ。

「で、子供も生まれたんだけど
その子供が真央って言って可愛いんだよ〜!
奈央の小さいころみたいでさ!」

はぁ。

「もちろん、今は妹より姪っ子より真樹だけが好きだから!!」

はぁ。

「それで、妹も旦那も土日がなかなか休めない仕事なんだ」

はぁ。

「でも、近所の保育園は土日に見てくれなくてさ。
両親は親父の転勤でこっちにいないし。で、姪っ子を俺が見てるんだよ」

はぁ。そーなんですか・・・・

「2歳の子をデートに連れて行くわけにもいかないし
真樹とは土日に会えなくてごめんな」

いえ・・・・





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