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真奈美の日記
【獣姦 官能小説】

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秘密の日記-6

授業が始まるや、彼女は授業中に居眠りをしてしまったのだ。
萌美は、時々指で真奈美の脇腹を押して、起きるよう促した。
しかし暫くすると、彼女は再び眠りに落ちてしまうのだった。

――そうこうしている間に午前の授業は終わり、昼休みに入ってしまった。

真奈美とメグミは教室を出て、グラウンドの隅の木陰で腰を下ろしている。

「まなみ、とっても疲れてる。授業中、居眠りばっかり」

「んーん、ごめんなさい。迷惑かけちゃったね」

「昨日、何かあったの?」

「昨日……ねぇ」

そう言われると真奈美は、昨日の公園での出来事を思い出さずにはいられなかった。
意識して思い出さないようにしていたが、土佐犬のような大型犬に激しく責められたことを想像した途端、顔色が高揚し、心臓の鼓動が激しくなるとともに股間に甘い疼きが走った。

「なっ、何もなかったよ……! ちょっと、公園でランニングしてて……しすぎちゃったみたい……。 それで少し疲れちゃったの……」

「ふーん。まなみは、体育系の部活してないけど、スポーツ大好きだもんね。でも、試験も近いし、少し控えた方がいいよ」

そうだった、試験だった……真奈美は、2週間後に控えた期末試験を思い出した。

「ああー、今度の試験、点数が伸びないとヤバイよお…… 家庭教師付けるって、ママが……!」

「まなみのお母さん、勉強に厳しいもんね」

毎回、試験の成績が芳しくない真奈美は、常日ごろ母親から勉強をするよう口うるさく説教され、いい加減参ってしまっている。

「そうなんだよ。あたし、ほんとはバレーとか部活したかったんだけどね……」

彼女は、そう言ってため息をついた。
運動音痴とまではいかないが、体育の授業も余り成績が良くないにもかかわらず、真奈美は体を動かす事が好きだ。
頭で考えるより、体が動いてしまう典型的なタイプなのだ。
そんな真奈美を、萌美は愛おしくて仕方無かった。

――不意に後ろから誰かが近づいてくる気配がした。

「真奈美、メグ、ここに居たの」

振り返ると、そこにはキャバクラ嬢を彷彿させるような、ヘソ出しルックのように裾を上げたセーラー夏服、スラリと長く滑らかな脚を際まで露出させたミニのプリーツスカート、そして明るいブラウンに染め上げた姫カットのショートボブが立っていた。
同学年で隣のクラスの尼志乃麻紀だった。

「あ、マキちゃん、今日も一人で動物の世話してたの?」

真奈美は親しそうに話しかける。学校ではよく話しかけてくれる数少ない友達の一人だ。

「……そうよ。 他の部員、今年は受験だからって、あんまり世話したがらないの。メグ、ほんとはアナタと一緒に世話したいんだけど?」

麻紀はこの葛原中学校で動物を飼う部活、飼育部の部長だ。部員は殆ど同学年の3年生が占めている。

「ええー……動物は見るのは好きだけど、世話するのはちょっと……」

「あら、ちょっと、何?」

「世話すると汚れちゃうし、それに……」

「それに?」

言葉に詰まった真奈美は、黙り込んでしまった。 そんな彼女の代わりに、萌美が割って入る。

「臭いから!」

萌美は、本当に嫌そうな顔をして代弁した。

「あら、貴方の意見はいらないの。 私は真奈美に聞いているのよ? いいわ。真奈美と二人で世話するから」

「ええ、私が?」

有無を言わせない強引さが真奈美とは対照的だ。彼女の前では真奈美はたじたじだ。

「メグ、ちょっと真奈美借りるね!」

そう言って麻紀は真奈美の腕を引っ張って行く。

「あん、マキちゃん待って! 私も行くわよ!」

萌美は置いて行かれまいと、嫌々ながら後を着いて行く。

麻紀は人形のように切りそろえた姫カットに端整な童顔、典型的な美少女系だ。
ところがそれに似つかわしく無い、すらりと伸びた手足、優しく起伏のついた胸や腰が、妙に大人びた色気が漂う。
そんな彼女は生徒会に属す傍ら、飼育部の部長を勤める。
校庭の裏側の一角に設けられた飼育園の動物の世話だ。
動物達とは、ニワトリ、ウサギ、犬、ロバ、熱帯魚など。
動物とふれ合い、世話をすることで、生徒たちの情緒を育てることが目的で作られたのだが、熱心に世話を続けているのは、三年生では麻紀一人となっていた。

――真奈美にとって、自分の学校で飼っている動物を改めてまじまじと見たのは、これが初めてだった。

「わあ、ニワトリさんが5羽。うさぎさんが3匹」

萌美は無邪気に数を数えはじめた。

「わあ、大きなワンちゃん!」

「セントバーナードよ。とっても忠実なんだから」

「あ、かわいい馬さんもいるよ!」

「それはロバよ。」

真奈美のことになると、麻紀と張り合う萌美だったが、今日ばかりは真奈美はそっちのけで動物達に興味津々な様子ではしゃぎ回っている。

一方、真奈美は無意識のうちにセントバーナードを見つめていた。

昨日の土佐犬より、まだ体躯が一回り大きいその犬は、全身を毛布のような白い毛で覆われていて、地面に寝そべっていびきをかいていた。
威圧感や怖さなど微塵も感じさせないところが、土佐犬とは正反対だ。

「真奈美、その犬が気に入ったみたいね。名前はフレンディっていうの。友達みたいな親しみを込めて名付けたの」

「ふうん、フレンディかあ。」

真奈美は檻の前でしゃがみこむと、フレンディに微笑みかけた。


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