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それから
【調教 官能小説】

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2日目-1

 「終わりました…」
 リビングの扉を開けながら、今日三度目のセリフを小さく呟きました。
 「そうか。これだけやればもう十分だな」
 「はい…」
 机の上には、既に使い終わったイチジク浣腸の容器が三つ転がっていました。

 学校帰りに男の自宅へ寄ると、今日はセーラー服がトイレに置いてありました。着てみると、やっぱりサイズは小さめで、スカートがかなり短めでした。ご丁寧に、学生鞄まで用意してありました。
 着替えを済ましてリビングへ入ると、昨日と同じく、お酒を片手にした男がソファーにふんぞり返っていました。
 「よう、昨日は楽しかったか? 今日も面白いことしてやるからな」
 そう言って、男は私を手招きしました。不安げな表情にしかなれません。眉を少しひそめたまま、男のもとへ近寄ると、男は何の躊躇もなくスカートをまくってきました。
 「ひゃっ…!」
 「なに驚いてるんだよ。今更こんなことで」
 確かにそれはそうですが…。ニタニタと笑う男を、ちょっと恨めしそうな目で睨んでみました。
 「おい、尻突き出してみろ」
 そんな目つきなど意に介すような人でもなく、乱暴な手つきで私をかがませてお尻を突き出す格好にすると、男手ずから私のパンツをずり下げました。肛門を晒しているポーズ。今日は羞恥心を煽るのが突然すぎだと、思っていると。
 「ひうっ…!」
 肛門に異物感を覚え、思わず男の方を振り返ると、その手にはイチジク浣腸が握られていました。

 こんな感じで始まって、今、私は三度目の浣腸でトイレを済ませてきたところです。今日はどうやら、私のお尻にターゲットを絞るようで、男曰く、「アナル調教だ」とのことです。この浣腸は、そのための腸内洗浄というところなのでしょう。
 「ようし、これで準備万端だな。それじゃあ、今日のお楽しみを始めようか、有理」
 男が立ち上がり、そう言いました。
 「はい…」


◆◆◆

 「有理のいやらしいお尻を調教してください、御主人様」
 半強制的に言わされたこのセリフが、今日の情事の始まりの合図でした。
 場所は、昨日激しい性交を行ったベッドの上。シーツが新しいものに替えられていて、昨日飛び散らした愛液や精液の飛沫は跡形もなくなっていました。そこに、脚を前に投げ出すようにして、形の崩れた体育座りみたいに座り込みました。対面するように座る男の視点からは、おそらくパンツが丸見えという状態なのでしょう。

 「有理の魅力と言えば、やっぱりこの下半身だよな。大きなおっぱいもたまらねぇけど、この、男に媚びてるのかってくらい良い肉付きの脚とケツ。これは本当に一級品だぞ」
 褒められているのか、言葉責めをされているのか。反応に困ります。
 「おいおい、褒めてるんだぜ。男を欲情させる身体だって言われてるんだからさ。肉奴隷としては最高の褒め言葉だろ?」
 やっぱり言葉責めです。もちろん、そんな言葉による辱めだけでなく、男の手がすぐに私の脚に飛びかかってきました。
 「どこがどう良いのか、具体的に言ってやろうか?」
 両の手が、私の右脚に絡みついてきました。
 「このふくらはぎとか、ホラ、見てみろよ。こうやって脚上げてみると、重力でふくらはぎの肉が垂れるだろ。これを軽く叩いてみるとな、こんな風にプルプル震えるんだ。たまらねぇよな。ギュッと握るとな、ちょうど手の平に収まるくらいの肉付きなんだよ。良い具合に筋肉もついてるし、揉み心地最高だぞ」
 いやらしい手つきで私のふくらはぎを撫でさすり、揉みしだく男。実況されると、こんなことを考えて男は私の脚を見ていたのかと驚きます。もしかすると、目の前にいるこの男だけでなく、世の中の男性がみんな私の脚を見て、そんな考えを持っているのかもしれないと思うと、さすがにゾッとしました。今度から脚の出るズボンやスカートを穿けなくなるかもしれません。
 「それから、当然太ももだな。スベスベの肌に手が吸い付くんだよ。思わず揉みしだきたくなる。内側、裏側、どこを取ってもマシュマロみたいな柔肉がついてるしな。白い肌の色もグッとくる」
 汗ばんだ手の平全体をベッタリと密着させて、撫でるというよりは何かを塗り込んでいるかのような力加減と動きで、私の太ももを大きく擦りあげます。
 「こんなエロ脚が二本もついてるんだからなぁ。そりゃあ、無理矢理犯されて肉便器にされたって仕方ねぇよな。そうだろ?」
 「うぅ…、はい…仕方ありません」
 そのまましばらくの間、男は私の両脚を気が済むまで手で蹂躙していました。


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