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恋心あれば水心
【女性向け 官能小説】

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「半田?まさか!」
「でも・・・・」
「半田はヒモの彼氏がいるんだ」
ヒ・・・モ?
「毎日半田の夕飯を作って待っててくれる無職の彼氏がいるんだと」
へ・・・え。
キャリアウーマンの半田さん、意外とぶっ飛んでるんだ・・・

「希望。俺もエッチの前に確認しなきゃ」
「なに?」
「希望、俺のこと好き?」

会社での自信ありげな山田さんはどこかに消えていて。
本当に不安そうにそんなことを聞く。

「うん」

とうなづけば安心したような笑顔で私に抱きついた。

長い時間をかけてキスをされた。
唇が痛くなっちゃうほどずっとずっとキスをされた。

愛しむように髪の毛を撫でてくれて
私はコテンと身を任せた。

大切にされてる、って心から感じることが出来る。

小さなボタンがずらりと並んでいるブラウスに
山田さんはチッと舌打ちをして
大きな手で1つ1つ丁寧に不器用に外してくれる。

そんなの半分はずして頭から脱げばいいのに。
と言いかけたけど。
私のために丁寧にボタンを外してくれる山田さんを見たくて
結局最後まで言わなかった。

やっと外し終わってブラウスを脱いだところで
彼の集中力は疲れたらしい。

私の首に顔をうずめて
「やっと脱がせた」
と大きく息を吐きだした。










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