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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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二人の罪-14

「どうしたの?大事な話があるって…」

人気の無い公園、俺は楓を呼び話を切り出そうとすると。

「昨日、アンタのお母ちゃん怪我して入院したんだって?」
「!」

話そうとしたのに、先に先手を打たれ。

「クラスの人から聞いたの、大丈夫?」

楓らしくも無い人を本気で心配する目、それを聞いて少しホッとする
ダガもう遅い、どうして今更、だから俺は酷にも心配する彼女をよそにこんな事を口に

「大丈夫だけど、君はどうして来てくれなかったの?」
「!だって、それは」

解ってる、俺も放課後になって急に知らされた事、この時楓も別の所で部活に励んでいた
だから、俺の危機を知らなくても仕方が無い、今までの俺ならそれを解っててこんな嫌な
質問はしないのだが。


「楓、悪いけど…」

別れよう、そう言いかける前に話したい事が薄々解ってた彼女が

「何よっ!…やっぱり、やっぱり私は遊びだったんだっ!」


バシッ

怒りと共に、彼女の強烈なビンタを食らう。

「ばーーかっバーーカァ!、この浮気者!大っ嫌いっ!」

今まで明るい彼女から、見たことも無い悔し涙で、俺を睨み、その場を去って行った。


あぁ

俺は何て最低な男なんだ

でもこれでやっと

本当の自分と向き合える

俺も大好きだよ、樹里奈


続く



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