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氷の階段
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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裕香の悩み-1

角谷秋男と角谷裕香は,近所でも有名なおしどり夫婦である。
お互いの両親に猛反対され,3年前に駆け落ちしたが,「遠くの親類より近くの他人」という精神のもと親の援助を受けずに生活し,やがて親にも認められ,幸せの絶頂であった。そして,この幸せは永遠に続く物だと思われた。
「朝ご飯ができたぞ〜!」と秋男が呼ぶと,裕香は眠たそうにおきてくる。そして,秋男は会社に,裕香はアルバイトにでかける。
夜,秋男は必ず7時に帰ってきていた。そして,その時刻にはもう裕香によって晩ご飯が出来ていた。晩ご飯の時の話題は,このあと何の映画を見るかということであった。
そして,夜は二人で映画を一緒に見て寝る。ベッドはあるのだが,二人でソファーで寄り添いながら寝ていることも多い。そして,その光景は金剛力士でさえ微笑んでしまいそうなほどなものであった。
ほのぼのとした愛。それがふたりにぴったりなことであった。
しかし,裕香には悩みがあった…


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