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鳳学院の秘密
【学園物 官能小説】

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第6章 狂宴-13

 今や生徒と教師の立場は逆転し、藤堂は先生を後ろから抱きすくめ、妖艶な笑みを浮かべたまま彼女の身体を苛み始める。白いドレスに指が食い込み、鷲掴みにされた乳房がが形を変え、女同士が絡み合う淫靡な姿に、会場からは呻き声ともつかぬ声が聞こえてくる。
 「‥はっ‥あはぁ‥」
 胸元から下がった手が先生の股間の辺りで蠢くと、堪らず喘ぎが口を割る。日頃の穏やかな表情しか知らない観客達は、先生の顔に大人の色香に満ちた艶めかしい笑みが浮かんでいるのを認め、興奮を隠せない。同性の、それも生徒に身体を弄られ感じ始めている先生が、色っぽい流し目を会場に向けると、生唾を飲み込む音が聞こえてくるようだった。
 あんな清純そうな顔をしていながら、セックスになると彼女は欲深いところを見せる。一旦男を咥えこむと、満足するまで絶対放そうとせず、貪欲に快楽を求めてくる。その学院で見せる清楚な仕草と、セックスの時に見せる淫猥さのギャップは、ひそかに俺の愉しみとなっていた。、
 やがて先生の身体からドレスが脱がされ、会場の興奮はさらなる高まりを見せる。藤堂の手によって戒めを解かれたドレスは、床に白い輪を描いてわだかまり、白いランジェリー姿の色っぽい身体が現れた。ウエストニッパーやガーターベルトをつけたスリーインワンのランジェリーは、藤堂より露出こそ少ないが、色白でむっちりした身体をより妖しい魅力で惹きたてている。
 二人の美女は並んでステージ前方に進み出ると、誘うような目つきで会場を見渡す。その視線が意味するところは明らかで、会場にいる男達は色めき立った。流れていた音楽が一際高い旋律を奏でると、昂ぶってきた藤堂は背中に手を回し、ブラのホックを外す。タプンと音を立てそうな乳房がこぼれおち、観客達の視線を奪う。手にしたランジェリーをフロアに向かって投げつけ、見せつける様に揉んでみせると、ついに飢えた男達がステージに踊り上がった。
 男達は全部で五人いた。それはフロアで女達と交わるのにあぶれていた者達だったが、スラックスを穿いている者は一人もおらず、全員とも剥き出しの男根は天を仰いでいた。彼等はさながら飢狼が獲物に襲いかかるが如く二人を取り囲み、鼻息も荒く、徐々に距離を狭めていった。
 均衡を破ったのは、やはり藤堂だった。彼女は乳房を掲げる様にすくい上げると、眼前の男の胸に飛び込んで行った。それが合図であったかのように、男達は一斉に白い身体へ躍りかかった。
 藤堂が抱きついたのは、彼女より一回り大きい大男で、厚い胸板に自慢のバストを押し付ける。首に手を絡め情熱的に唇を貪り、淫らに腰を降りたくる様はまさに貪婪な娼婦のよう。押し倒そうとする男を逆に押し返し、男の上に跨り乗る。
 腰を浮かせたままの彼女は、蔑むような眼で男を見下ろしている。あれはマゾっ気のある男には堪んねえだろうな、と思いながら見ていると、にやにや笑う男が下から手を伸ばし、腰にぴったり張り付いたショーツを脱がせにかかる。されるがままに下着を脱がされ、ついに黒々とした茂みが露わになると、冷たい笑みを浮かべた藤堂は、屹立する男根の上に腰を落としていった。
 「んあぁっ!」
 ひきつるような喘ぎは、苦痛と快楽が入り混じっていた。しかし藤堂は男のものを奥まで咥えこむと、不敵な笑みを浮かべ腰を揺する。堪らず喘ぎだしたのは男の方だった。
 そこへ、二人目の男が背中から藤堂の身体に抱きついてきた。彼女よりも小柄なその男は、奇声を上げながら巨乳を揉みしだき、夢中で身体に舌を這わせる。まるで大男から彼女を引きはがそうとしている様だが、小男など意に介してないのか、藤堂は腰を蠢かし、大男の快楽を引き出そうとする。


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