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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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悲劇の再開-2

それから樹里奈を診てた医師は俺に、軽い説明をし終えしばらくし急患が入り
不安定な二人を残し、病室を後にした

目を覚ました樹里奈は記憶を失っていた・・そればかりかアノ日の刺殺未遂事件の様に
思い通りにならないと狂ったように襲撃する酷い所が、より悪化して目を覚ましたと
言うのだ

俺は顔にぶつけられた部分を手で押さえ起き上がり
彼女はそんな痛がる俺を見て楽しんでいて

でも目線の先にいる彼女は悪魔で彼女『蓮見 樹里奈』その物だった
だから俺は彼女に近づいた・・、彼女がふいに接近する俺に敵意をむき出し更に物を
投げつけようともそれを軽く跳ね除けそして


「あ・・・う・・」
荒れる彼女を強引に抱きしめた
ただ静かに何を語るでも無くただただ彼女の温もりを感じて


そして夜空がより深くなった頃、小1時間前まで医師の走る音、病院のアナウンスが消え
二人の居る病室は静寂に包まれた中俺は薄っすら暗い病室で二人っきり
彼女のベットに自分も入っていた

そして彼女は俺のシャツを捲り、健康的な肌色をを何か物珍しいように触り
俺も少しくすぐったくはあるが、抵抗はしなかった彼女の感触が俺の体に触れるそれが
何処か嬉しく感じ

だから俺も仕返しと、樹里奈を下にし、彼女の肉体を触る、まだハッキリと恋人同士と
言う訳では無いが、俺は何だか我慢が出来ない彼女が居る俺の目の前にその事実が嬉しくて仕方が無かった


それから俺はこんな時間で、母さんの制止も聞かず飛び出した事など全て忘れ
誰にも二人の間を邪魔されない様ドアの鍵を掛け、カーテンも閉め
俺は上着を脱ぎ、上半身裸となりズボンだけの格好で何も知らない彼女を下に
パジャマをゆっくりと脱がせ、ピンクの可愛らしい下着が見えて来て

「んあぁっ!」
ふいを付かれ胸を触られ思わず声を挙げる、彼女はそんな俺が愛おしくそのまま俺の背中
を両手で掴み抱きしめ今度は俺が下となり間髪入れず動物のように俺の唇を何度も
奪う彼女


彼女は記憶を失っている、それは俺の知ってる優しい彼女じゃない

でも嬉しかった、彼女が喋り目を開け、僅かだが行動を起こしてくれた

間違いない、そこに彼女はいる、俺の大好きな蓮見 樹里奈が・・ソコに


希望の兆しが見えてきた、これからは毎日彼女に会いに行こう
また軽蔑して物を投げて来るかも知れない、それでも構わない
彼女に会えるなら、・・・・記憶喪失?病気?・・大丈夫何度も何度も会いに行く
例え中学を卒業しようと高校を卒業しようとそのまま社会人になろうと俺は待つ


再びあの笑顔に・・俺の大好きなあの笑顔に会えるなら何年も何十年だって

ずっと・・ずーっと待ってる


晴れた表情を浮かべる俺、しかしそんな希望は

一瞬で奪われてしまう



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