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傍らに咲く花
【同性愛♀ 官能小説】

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百合の花、繚乱-5

「あんっ、やっ、ああっ……!」


松本はどんな風に愛撫しているのだろうか。


部屋に響く淫音と小夜の淫らな声が俺の欲望に更に火を点ける。


姿見に写る小夜はイヤイヤと首を横に振るくせに、顔は赤く火照っていて、本気でよがっているように見えた。


一方俺は慣れた手付きでぺニスを一心不乱にしごく。


小夜とのセックスをオカズにしたことはよくあるし、妄想の中ではイケナイことを散々させたこともある。


小夜を恥ずかしい格好で縛り上げて何度もイカせる妄想だったり、野外で人目を忍んでセックスするような妄想だったり、これは実現したら絶対に嫌なのだが、色んな男に小夜が犯される妄想だったり。


スウィングでバイトしていた頃、AV大好き福沼さんがいろんなジャンルのDVDを貸してくれるもんだから、無駄に想像力は豊かになってしまったのだ。


それだけに、妄想内の小夜は随分淫らな女となっている。


しかし、寝とられてしかも女が相手というこの状況、俺にはノータッチなジャンルなのだ。


この状況を冷静に考えたら、小夜が他の人間に触れられるのは何よりも嫌なはず。


だが相手が女だと、嫉妬はもちろんあるものの、不思議とワクワクしている部分もある。


理性が既に崩壊していただけじゃなく、この百合の花が咲き乱れる光景を目の当たりにして、もはや生AVを観ているような感覚に陥っているのかもしれない。


この先の展開を見てみたい、いつしかそればかりを考えるようになった俺は、一生懸命右手を上下に動かし続けた。


「小夜さん、かなり感度もいいんですね。ほら、指なんてすっかりふやけちゃった」


「あん……っ、やっ……」


「クリトリスも大きめだし、小夜さんは初体験が遅めの割に随分イヤらしいおマンコしてるんですね」


松本がそう言った途端、小夜の顔が強張る。


松本は言葉責めのつもりだったようだが、小夜は自分のヴァギナについて悩んでいただけに、次には泣きそうな顔をして松本の手を掴んでいた。


「り、里穂ちゃん……」


「どうしたんですか?」


「あたしのここ……そんなんじゃ翔平に嫌われちゃうかな……」


震える声の小夜。まさかここまでズバズバ言われるとは思わなかったのだろう。


泣きそうになっている小夜に、思わず手を止め息を潜めて様子を伺っていると、松本がフフフと笑って、突然小夜にキスをしている所が見えた。




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