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オタクの俺が恋をした美少女生徒会長は組長だった!?
【学園物 恋愛小説】

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幼馴染み転校生の野望-3

そして放課後、俺は疲れはてた顔で生徒会にやってきた。

ちなみに由利も同伴だ。

2学期初日から生徒会は最大のイベントである桜学園文化祭の準備がはじまる。

生徒会室に入ると春と理名、可鈴がいた。
玲奈はまだ来てなかった
「おっ、おたっくん!さっそく話題の彼女と登場か、あたすの気持ちも知らねぇで」

「たっ、匠くん。玲奈がいるのに二股は不純異性行為ですぅ」

「・・ターゲット捕捉・・死ね、」

俺の心を抉る言葉が胸に突き刺さる。

「ちょいまち!匠をいじめるのはアカンで!」

「ほー1年の転校生にしては威勢がいいべ」

「はん!いばらぎの女なんかに負けへんわ!」

次の瞬間春の理性が途切れた
プチんっ

『おめーは、馬鹿にしてんかぁ?いばらぎじゃねーべ!いばらきだっぺよ!』

「怒るとこはそこかい!」

『匠!同じ茨城県民なら怒るとこだべな!「ぎ」と「き」の間違いは譲れねぇべ』

『どっちもかわらんわ!やるかぁ!』

「やってやるべ!」

そこへ玲奈がやってきた。
『春!由利!生徒会室で騒がない!静かにしなさい!』

「はいっ」
「ハイ」

「遅かったね、玲奈」

「うん。ちょっと進路相談でね」

玲奈は三年生で今年で卒業するから2学期から進路相談がはじまるらしい。
色々大変な季節になると実感する。

「へーっ、玲奈が進路相談なぁ・・」

「何か言いたそうね?由利」

「言っておくけどな、匠の嫁はんはうちやで!」

由利の言葉に玲奈、春、理名、可鈴の逆鱗にふれる。

「へ、へぇ 彼女の女の目の前でよくも大胆なことを言うわね」

「本当にそうだべ いい度胸だ」

「・・・・臨戦態勢」

「由利さん!不純異性行為ですぅ」

5人の美少女は互いの目を見合いながら牽制をしあってまさに修羅場とかす生徒会室に不穏な雰囲気が漂う。

「いゃ、みなさぁん・・・少し落ち着いてぇぇ」

『匠は黙ってなさい!』
『おたっくんは黙るんだ!』
『匠くんは静かにしなさい!』
『・・・KY』
『匠はうるさいわ!』

一同が俺を一喝する。
なぜ、俺が怒られなければならないのか

「はぁ、匠のライバルがまさか玲奈の他に数名もいたとわな誤算やったわ」

「ちょいまち!由利、何を言ってるのよ、そんなことがあるわけ・・・・なに?この空気は 嘘よね?」

動揺を隠しきれない玲奈をよそに春と理名に可鈴が新たな恋のライバルだったとは予期しないこと。

まさに玲奈にとってはゆゆしき事態である。


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