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傍らに咲く花
【同性愛♀ 官能小説】

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ガールズトークは過激過ぎ!?-4

「いくらあたしを好きでいてくれても、もし他の女の人に言い寄られて……例えばそれがすっごい綺麗な人だったりしたら、あたし、勝ち目ないよ……」


小夜……。


彼女が俺と付き合っていることに対して、気後れしてるのは、冗談だって思っていた。


俺にとって小夜は世界で一番可愛いし、小夜以外の女なんて眼中にねえし。


そんな想いを常日頃からストレートに伝えていたつもりだっただけに、小夜の不安を聞いてしまった俺は、ちょっとしたショックを受けた。


「そんな、小夜さん。自分を卑下しすぎですよう。駿河さんのあのゾッコンぶり、気付かないんですか?」


明るく笑い飛ばそうとする松本に、心の中で『よし、もっと言ってくれ』とエールを送る。


実際、松本の言う通りなのだから。


そもそも俺は、この美少女・松本のアプローチにもなびかずひたすら小夜を想っていたんだ。


俺がどれほどお前を好きか、わかってるだろ?


「うん……。翔平があたしのこと、すっごい好きでいてくれるのは伝わってくるよ? でも、それに甘んじてたらいけないと思うの。だって翔平は、来年から新しい人間関係ができるわけだし、誘惑がたくさんあるかもしれないでしょ?」


「まあ……絶対無いとは言えないかもしれませんね」


「だからこそ、いつまでも好きでいてもらえるような努力をしないとダメなんじゃないかって思って……」


そう言い終えた小夜は、キュッと唇を噛み締めていた。


「努力? って……、駿河さんのためにオシャレとか頑張るってことですか?」


「えっ、ええと……例えば……」


急にソワソワして首のあたりをポリポリ掻く小夜。


なんとなく“シモ系”のことを言うんだろうな、そんな気がした。


「あの……里穂ちゃん……、男の人は……その、エ……ッチの時って……電気消さないで……したがるもんなのかな?」


「どうしたんですか、いきなり?」


「あ、あのね……あたし……何の取り柄もないから、せめて……コッチの方で、翔平に応えてあげられたらなって前々から思ってて……」


よっぽど言いづらかったのか、声が小さくなった小夜は、やっとの思いでそう言うと、膝に顔を埋めた。


うわ、すげえ萌える……ってのはおいといて。


俺はさっき二人でいた時に小夜を押し倒した時のことを思い出していた。



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