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ふたなりJK朋子
【性転換/フタナリ 官能小説】

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ピロートーク-1

「ねえ…」
「なあに、坂口さん」
「あたしは、秘密を打ち明けたんだから…名前で呼んで」
「じゃあ、朋子さん」
 行為を終えた二人は並んでうつ伏せのまま語り合っていた。
「先生は受け入れてくれたけど…」
「だってセックスは気持ちいじゃない。ペニバンより断然本物よ」
「まじめに聞いて!」
 朋子は静香が享楽的すぎる点には同調できないと思った。
「秘密は守るわ。それより手伝いを頼める?」
「ええと、どんな事ですか?」
 結局話したかったことを忘れた朋子は聞きに回る。
「朋子さんの場合、肉体の男性的な部分のフラストレーションで悩んでたみたいだけど…男性には拒否感があっても、性欲は抑えきれなくて男性器そのものは受け入れたいって子が結構いるの」
「それで、あたしに?なんだかこわい」
 理解者を増やす試みについてはそれとなく頼む気だったが、静香が持ち込む提案はあまりにダイレクトで無謀に思えた。
「朋子さんにだったらきっと股を開くわ。肉体も精神も男女両方持ってるんだから。ああいう子も疎外感があるから気持ちはわかるでしょ?」
「カラダだけの関係なんですよね?」
 自分のような体の特徴を性的ながら望んで期待する動きは歓迎したい一方、これまで目立たないことで秘密を守ってきた彼女は不安もあった。
「表立って仲良くしなくても、ここぞという時に恩返ししてくれるわよ。いろんな子にフォローしてもらったほうが肩身狭くなくていいじゃない。もし先生とデキなかったら、トイレでシコシコするしかないわよ」
「でも、入れたら入れられない?」
 朋子は最も懸念してる事態を告げる。
「童貞は捨てても処女は嫌?」
「入れられるなら、男しかって思うけど…まだ受け入れてもらえる自信はないの」
「ふたなりのメンタリティって奴ね。まずはチャレンジよ」
「結局あたしの返事は無視?」
「やることやったんだから、タダって事はないわよ。これで学校に来るのが楽しくなったでしょ?」
「あはは…」
 静香が笑いかけると、朋子は苦笑する。


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