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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈ホールドアップ!!〉-12

「優愛あぁぁぁッ!!」


景子は妹の名を叫びながら突撃した。
すぐそこに、妹がいるのだ。
助けを求めて泣いているのだ。
その扉の向こうに何者が居ようが、どんな罠があろうが、もはや関係無かった。


『……ここまで来たか?飛んで火に入るなんとやら……か?』


扉はガチャンと開き、八代が姿を現した。
先程の景子の打撃の跡が、右の頬に赤く残っている。しかし、その表情は不気味な笑みを湛えていた。


「!!!!」


八代の楯となるように、数人の部下達が扉の陰から飛び出してきた。
そして背後からも、数人の部下達が突進してきた。
景子が覗こうとして止めた扉の先にある、操舵室に隠れていた部下達だ。

あの状況では仕方がないとはいえ、確認の不手際で、この狭い通路で景子は挟み撃ちとなった。


「し、死にたい奴から前に来いぃッ!!」


カッと目を見開き、正に鬼と化した景子は八代に突進していった。
この状況で待ち構えてしまえば、同時に二方面と戦わなくてはならなくなる。
ならば前方の敵を残滅し、優愛の居るであろう部屋に突入し、存分にデッキブラシを振り回した方が勝算はある。


『……う、うわ……』

『げぶぅッ!!』


槍を構えての突撃のように、景子は立ちはだかる部下達を突きまくり、怯んだ部下を突き倒していった。
決死の攻撃に多勢の部下達は縮み上がり、狭い通路の中で団子状態となってしまっていた。


『てめぇら!!女一人にビビってんじゃねえッ!!』


もし、八代が居なかったら、この集団は景子に押し込まれ、優愛の部屋に雪崩れ込んでいただろう……景子の気迫にも退かぬ八代が障害となり、部下達の塊は侵入を防ぐ防波堤となった……そして背後から追走していた部下達の群れは、遂に景子に追い付いた……。


『つ、捕まえろッ!!捕まえろぉ!!』

「離せぇッ!!ブチ殺してやるぅ!!!」

『痛えッ!!こ、このアマぁ!!!』


部下達を死に物狂いで突くデッキブラシは前後から掴まれ、遂に景子はブラシと壁の間の板挟みとなってしまった。
握り締めていた両手は自由を失い、それでも両足は攻撃を止めない。
身体を掴んで押さえ付けようと近付く者達は蹴られ、苦痛に顔を歪めて離れていった。
まだ景子は敗北してはいない。



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