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快楽を求めて
【痴漢/痴女 官能小説】

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快楽を求めて-1

最初はほんとに偶然だったのです。あまりの快感だったので鮮明に覚えています。38歳の時でした。ある夏の朝の出勤時にそれは起こりました。都心に向かう私鉄電車の急行はいつもすし詰め状態でした。ラッシュを避けて早く出勤する方法もあるのでしょうがそれもできず、いつものように混んだ車内に自分の体を押し込みました。

途中駅でも乗車してくるので更にぎゅうぎゅう詰めになり殆ど身動きできない状態です。吊り輪も掴めず、ただ電車の揺れるままに乗客全体が一つの肉の塊のように揺さぶられ、全身が圧迫されて息苦しいのです。冷房も追いつかない程の人いきれの中で終点までの20分間を耐えるのです。

 でもその朝は普段と違いました。終点まで残り約10分の最後の停車駅で乗客がなだれ込み、ドア付近に立っていた私は押しつぶされるように奥の方へ押しやられました。周囲から圧迫されて傾いた体を何とか立て直し一息ついて気付くと体が目の前の若い女性の背後に密着していました。体の向きを変えようにも身動きできず電車が揺れるたびに後ろから押され下半身が女性の大きな尻に更に押しつけられました。倒れないように踏ん張って少し開いた両脚が女性を挟む格好になっていました。

 夏なので薄い生地のズボンの下はトランクスだけです。女性の方も薄物のやや長めのフレアスカートの下は膝上までのストッキングとショーツだけらしく尻肉の柔らかい肉感や大腿の体温が両脚に伝わってきました。電車が揺れるたびに乗客全体が揺れて下半身が女性の尻に強く押しつけられます。

 独身の性欲旺盛な男の体が反応しないはずがありません。自分の意思に関係なくたちまち勃起してきました。ラッシュの時はカバンは潰されないようにいつも両手で胸のところに抱いていますがこれは両手を上に挙げていることによって痴漢と間違われない為の自衛手段でもありました。その時はとっさに、女性の尻に自分の下半身が密着していることが周りにばれないように上半身だけを右の方に捩じって下半身が密着していないようにカモフラージュしました。下半身は自分でも見えない位のぎゅうぎゅう詰め状態です。

 電車が揺れるたびに尻の肉に勃起したペニスが強く押し付けられてあまりの気持ちよさに心臓がドキドキし自分の顔が紅潮していくのが分かりました。下半身が周りから見えないとはいえ公衆の中でオナっているようなものです。めくるめく快感とはこういうものでしょうか。いつの間にか後ろから押されたふりをして自分から腰を前に押し付けていました。

 ギンギンに勃起したペニスを女性の尻にめり込むくらい下半身を密着させて押しつけました。手を使っていないし勃起は生理現象なので痴漢ではないと言い訳できると自分に言い聞かせていました。汗をかき息が荒くなっていました。射精感に襲われるたびに腰を少し後ろに離し尿道と肛門をぎゅっと締めて寸止めしました。ここで射精すれば精液のにおいが車内に充満するのでなんとしても射精は避けたかった。

 女性は熱くて硬いものが尻に押しつけられているので何をされているか分かっていたに違いないが何しろ身動きできないのでじっとしていた。最初は恐る恐る押しつけていたが気持ちよさに負けてだんだん大胆になっていった。寸止めの間隔も短くなり我慢も限界を迎えてきた。股間に先走りの汁がべたつくのが分かった。汗だくでした。顔は上気し目は血走っていたと思う。押し寄せる射精感が最大に達し寸止めも困難になってきた。

 間もなく終点駅が近づいてきた。到着時は降車ドアが開くとすし詰めの乗客がどっと雪崩のように車外に吐き出されます。この時を待っていました。降車ドアが開く寸前に、腰を女性の尻に強く押しつけてガチガチのペニスを女性の尻でぐりぐりこねまわしました。なんという気持ちよさだろう、あっという間に怒涛のような射精感に襲われどくどくと射精しました。射精時、腰が抜けるようにギクッとなり、ペニスから背骨を通って脳天にキーンと快感が走り、一瞬、目の前が真っ白になってふらっとしました。

 射精の余韻に浸る間もなく後ろから押され車外に吐き出されました。足元がふらつきホームのベンチに腰を下しました。大量の精液でパンツも太もももべとべとでズボンも濡れてしまいました。そのまま出勤も出来ずその日は仮病を使って会社を休みました。

 生まれて初めて味わったこの日の興奮と快感が忘れられず、偶然では無しにこの快感を何度もしかも安全に得る方法を考え出すことになるのです。この方法を考え出した後はこの行為を卒業するまでの数年間、安全に快感を得続けることができました。(続く)



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