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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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第一章 ポンプ-4

「小宮山さん、本日は貴重な話ありがとうございます。今日のところはこれで帰らせていただきます」
話を中断させて、そそくさと帰り支度を始めた冴子に小宮山もつられて荷物などをまとめだした。
外に出ると冴子はめずらしくふらつきを感じた。
(何だかおかしい……)
「僕がタクシーで送ってあげるよ」
いつもだったら必ず単身で帰る冴子だが、身体の不調と安全パイの小宮山に気を許して相乗りすることにした。
「すみません。そうしていただきます」
タクシーに乗に乗り込む時には、冴子は自分では気づいていなかったが、ふらふらだった。運転手から見れば泥酔した女にしか見えなかっただろう。
二人を乗せたタクシーは裏通りを郊外の小宮山の家へと走っていった。



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