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赤塚恵理子の主従関係 犬と女シリーズ特別編
【獣姦 官能小説】

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赤塚恵理子の主従関係 第2話-1

夜闇が部屋にやってくると、私の身体は震え出す。

ケンタが私を裏切ったあの日から、私は夜になると部屋の隅でブルブルと震えていた。あの日を境に、私は変わってしまった。時間を忘れ、己の不安をかき消すための狂おしい程の交ぐわいを経験してから、私の気持ちは折れてしまったんだと思う。ケンタという犬に私は依存し、彼に支配されつつある…。認めたくはなかった。『お互いに』という関係が崩れ、『支配される』に変わろうとしている……。それが私にはとても恐ろしいことのように思えて…。

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部屋の隅で震える私の前にケンタが現れた。ケンタの意図はすぐにわかる。私を完璧に支配しようとしている…。

目玉をギラギラと輝かせ、怯える私の前にやってくると熱い吐息とともに私の顔をベチャベチャち舐め回す。ケンタは私のすべてを見透かしていた、優しくすればすぐに墜ちるだろうと…。

そして、私はケンタが見透かした通りにケンタの優しさに魅了され、彼の舌に自分の舌を絡ませた。

ケンタは私とセックスしたいだけ。そんなことはわかっている。でも、今の私はケンタの言いなりになるしかないひ弱な存在でしかない。間違いなくあの日から、ケンタは私を支配し始めている…。

ウウウッ!!ワゥウウウッ!

ケンタが低い唸り声を上げた。『早くやらせろ』と言っている…。私は彼の命じるままにショーツを脱ぎ、下半身を晒した。彼のセックスは人間の様にまどろこしいものではなかった。胸を愛撫したり、お互いに舐め合ったりなんてしない。ただヴァギナにペニスを挿入するだけのシンプルなモノだった。

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ベッドに身体を預けて四つん這いになれば、すぐにセックスが始まる。ケンタは前足で私のくびれを捕まえると、一撃で私を仕留めた。

私の中に侵入した彼の分身はすぐに私の奥を捉えて、メチャクチャに私の奥を小突き回す。骨のある犬のペニスはドンッと鈍い衝撃を私の身体に響かせる。

身体に響く鈍い衝撃が合図になって、私の子宮は快感を分泌し始めた。ケンタのペニスが徐々に私の中で肥大化し、膣肉との密着度が増していくと、私の子宮は嬉しそうに快感を産みだして、私の心と身体を快楽に染めていく。

(このままじゃ、ケンタに支配される!)

その一線を越えてはいけない。私はケンタと一緒にいたいだけ、ただお互いにずっと愛し合っていたいだけ…。支配する、支配されるの関係なんて望んでない!!

私はケンタの与える快感を拒絶しようとベットのシーツを強く握って、歯を食いしばって耐える。

徐々にケンタの腰使いは荒々しさを増して、私の子宮が放つ快感も増していく。快感の波が訪れる間隔はどんどんと短くなっていく。私は次第に抵抗する力を失い、快楽を受け止め、味わうだけの存在になっていった。

(もういいんじゃないかな…)

誰かが私に呟いたような気がした。快楽に逆らっても苦しいだけ、ケンタに身も心も委ねて、ケンタのメス犬になればいい…。ケンタにすべてを差し出し、交尾したら、もっと気持ちよくなれるんじゃない………?ケンタが私の娘を犯した事実を知ったときに感じた孤独、焦燥、不安……。全部忘れて、メス犬になればいいんじゃない?

「いいいいいいッ!!!!」

バンッ!と私の中で何かが弾けて身体中に電撃が走った。私は遂に越えてしまった。身体中が痙攣し、私の指示に従わない。

ケンタはなにも変わっていない。ただ腰を振っている。変わったのは私だった。痙攣し続ける膣肉をケンタは己の肉棒で掻き回し、新しい快感を淡々と一定のリズムで送り続ける。

ケンタのペニスは私の心にあるモノを全部叩き潰していく。私はまるで脳をペニスでグチャグチャに掻き回されている錯覚に陥ってしまった。私の脳はすべてを忘れて、快楽を受信する装置に変わる。

私は大粒の涙を流しながら泣き叫んでいた。口から涎を飛び散らし、鼻水を垂らしながら、犬のような声を上げる。私の身体は余りの快感に危機を感じたのか激しく痙攣を始め、私の背に乗るケンタを振り落とそうとしていた。

ケンタは負けまいとして、私のくびれに爪を立て食い込ませると、上から体重をかけ抑え込む。逃げられなくなった私はケンタにすべてを任せて、ただメス犬のように泣き叫んでいた。

私の顔の横にケンタの顔があった、彼はとても嬉しそうだった。自分の腹の下にいるメス犬を見下し嘲りながら、自分のモノにしようとする満足感と達成感でいっぱいのようだ。

喜々として繰り返される前後運動の前に私はただ泣き喚くだけ…。己のペニスでメスを支配しようとする独占欲、怯える私を支えてくれる優しさなんてものはない。単なる獰猛な吐き出すような野生に身体を支配された私はもはやケンタに支配される存在になっていた。


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