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青影検査センター
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エピローグ-1

その後、この2つのレプリカでどんな複雑なプレイがあったのか、そしてまたその後葦野がどのように変化していったかについては割愛させて頂く。

それから数ヶ月経ったある日のこと。

葦野は向ヶ丘技師のいるMRIの小部屋にやって来た。

「向ヶ丘さん、もう一つだけ作ってほしいレプリカがあるんです」

「それはなんだい? 」

「その前に質問があります。必ず正直に答えてくださいね」

「ああ、どんなこと?」

「向ヶ丘さんは私のレプリカを作ったことがありますか?」

「……」

「そうですか。やっぱり作っていたのですね」

「それは……君に対して不埒な気持ちを持たない為にやむを得ずそうしたんだよ。

わかってくれ」

「ええ、わかります。

だから向ヶ丘さんは私の心の動きを見ることができたんだなって、城外選手のレプリカをもらったときに気づきました」

「そうか、やっぱりあのとき分かっていたのか」

「ですから、公平にしてください。向ヶ丘さん、あなたのレプリカを作って私に下さい」

「私が自分のをかい……」

「職員の健康診断は実施していますし、MRIの資料は揃っているはずです。

できますね。違うレプリカを渡されたら困るので、私の見ている前で作ってください」

「どうしてもかい?」

「はい、大事に家宝にしますので」

向ヶ丘技師は大きく溜息をついた。

これで自分の急所は葦野看護師につかまれてしまうと。



首都郊外にひっそりと建っている青陰検査センター。

ここには健康診断の為多くの有名人が利用している。

何故なら、プライベートな体の情報の秘密がここではしっかりと守られているからだ。




完 
 


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