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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈三匹の牝豚〉-8

「る、瑠璃子おぉぉッ!!!」


サロトの両手は瑠璃子の胸肉を包み、それを振りほどこうと、革ブーツに覆われた掌が押し付けられる。


{や…やだあぁぁッ!!やあぁぁぁ!!!}


ブーツにはグニュグニュと蠢く指を掴む能力は無く、押し退けようにも腕力は敵うものでもない。
瑠璃子の抱いた正義など、あまりにもちっぽけに過ぎ、数分も持たぬまま砕かれてしまった。


{……このサロト様は家畜が欲しいんだ……お前がそんな態度をとってると、架純ちゃんを家畜にしようとするかもなあ?}


瑠璃子の大きな目がギョッと見開かれ、そして唇がブルブルと震えだした……あの航海の最中での振る舞いを、ここでも「やれ」と言うのだ……。


「だ、騙されないで!!嘘を言ってるんだから!!」


麻里子はタムルの台詞を聞いていた。

『架純を楽しんでくる』と。

もう何処かの部屋では、架純と呼ばれる女性はタムルの悪戯にあい、悲しすぎる叫び声を上げているはずだ。


{とりあえず、架純ちゃんと大翔君は別室に二人きりで居る……船のメンテナンスが終わったら呼びに行くつもりだ……親友の架純ちゃんは助けたいよなあ?}


下唇を噛みながら、瑠璃子はボロボロと涙を零していた。
サロトに胸肉を弄ばれる嫌悪感に顔を歪ませながらも、それでも振り払う腕の動きは止まっていた。


「信じちゃ駄目ぇッ!!信じないで瑠璃子おぉ!!!」


瑠璃子の胸中が、麻里子には痛いほど分かっていた……。

「自分を犠牲にしてでも大切な人を守りたい」

それは数時間前までの自分と同じ考えであった。
だが、今の状況は明らかに無駄死にに等しく、架純の貞操などタムルの玩具となっているはずなのだ。


{美津紀や麻里子は無理だけど、親友くらい助けたいよなあ?恋人同士の二人は……そうだろう?}

「瑠璃子ッ!!駄目よ!!駄目だから!!!」


麻里子の叫び声は瑠璃子には届かない。
タムルの存在を知らぬ瑠璃子には、専務とサロトしかリーダー的な存在を知らないのだから。


{その腕を伸ばして、後ろのハゲオヤジの頭を抱えろ……八代に甘えたようになあ?}

「!!!!」


今の専務の言葉の中に、麻里子の理解の範疇を超えた台詞があった……。

瑠璃子が八代に甘える…?

思考回路がグシャグシャに絡まるような衝撃に、麻里子の視界は歪んでいく……自分が失踪していた間に、何があったと言うのか…?






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