「それぞれの喜び、そして・・」-5
「エピローグ」
こうして人妻の香織は、達也にとって都合のいい性奴隷となった。達也が大学を卒業するまでの4年間、香織は自分が32歳になるまで関係を持ち続けた。しかし、2人の関係は夫の弘之に知られることになった。それは達也が大学1年の秋のことであった。
離婚も覚悟していた香織だったが、弘之の反応は違っていた。自分と達也が浮気することを認めたのだ。そして離婚する気は全く、これまで通り香織のことを愛していくと宣言した。そしてそれからの夫婦の形は少し違ったものになっていった。達也が香織とセックスをするときは、弘之がその場に居合わせることが多くなったのだ。
弘之は他の男に自分の妻が抱かれている姿に興奮を覚え、病み付きになったようだった。その後も夫婦の間には肉体関係は一切なく、達也が大学を卒業して東京を離れるまでその奇妙な関係は続いた。
幸いにも達也との関係で香織が妊娠することは無かったが、香織はその後、意外な男によって孕まされてしまうことになる。達也が東京を離れてから楽しみを失った弘之は、誰かに妻を抱かせる欲望を秘かに募らせていた。そんな折、近所にある小さな飲食店の汚い中年オヤジが自分の妻に相当興味を持っていることを耳にしたのである。
そして弘之は思い切った作戦に出た。その汚いオヤジと少し話す程度に仲を深めた弘之は、自宅での飲み会に招いたのだ。その晩、弘之自ら妻に多量のアルコールを進め、自分はそそくさと寝室へ入っていった。そのオヤジにはあらかじめ、この何年間、妻は誰ともセックスしていないとコッソリ伝えてある。
その後は弘之の思い通りの展開になった。汚いオヤジが妻の身体にのしかかり、避妊具も無しに交わっている姿をしっかりとビデオに収めた。あらかじめ部屋の何箇所かに隠しカメラをセットしていたのである。
全てが弘之の思い通りにことが運んだと思っていた。しかし、そのオヤジの香織に対する執着心はすさまじく、弘之のいない昼間に香織は毎日のようにレイプされ続けた。夫の会社や近所にバラすと脅迫された香織は、せめて妊娠しないためにピルを飲み続けるしかなかった。弘之がそのオヤジにもうやめてくれと頼んでも聞くはずが無かった。
それどころかそのオヤジは二週間のあいだ、香織を連れ去ってある場所に監禁した。その間、香織は避妊薬を飲むことも許されず、朝から晩まで男が吐き出す欲望を受け入れ続けた。そしてついに警察の捜索により救い出された香織だったが、その体内にはすでに男の子供を宿していた。
その後、おなかの子供は中絶し、娘と共に一家3人は東京のマンションから離れて別の土地へと移り住んだ。全てをやり直そうと悔い改めた弘之であったが、香織のほうは違っていた。連れ去られた二週間の間にあの汚い中年オヤジのたくましい肉棒と巧みな性技をその身体に覚えこまされた香織は、セックスなしではいられない身体になっていたが、夫には言い出せずにいた。
それから1年後。35歳になった香織は、近くのスーパーで買い物をしていた最中に言い寄られた大学生の愛人となっていた。香織の極上と言える身体はまだ若い大学生を虜にし、お互いに激しく求め合った。その後、この大学生の男は結婚せずに1人身を貫き、香織の熟れた身体を長く満足させていくことになる。
「完」