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美しき姦婦たち
【その他 官能小説】

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十八歳果実熟れ頃(2)-4

「美緒……」
坂崎は起き上がって行為を中断させると、抱きよせて美緒をうつ伏せにした。

 見事なプロポーションである。女の体の美しさは後ろ姿のラインにあると彼は思っている。腰の張りと尻の肉置きである。決定的な骨盤の違いがある以上、どんなに男が胸をふくらませて『女』に近づいてもこの曲線だけはつくることはできない。

 ショートカットなので項から足先まで全身あますことなく見てとれる。背中から腰へのなだらかな起伏。くびれたウエストは豊かな尻を強調して、まさに女体の真骨頂であった。

 若さの絶頂期。肌は限りなく瑞々しい。美緒の場合はスポーツで引き締まっているから張りもあってなお肌理が細かくすべすべに見える。
 坂崎はうっとり眺めながら太ももをさすり、尻から腰に沿って滑らかな肌触りを味わった。押しつぶされた乳房が両脇にはみ出ている。その膨らみを撫でつつ肘をついて跨ると項に口づけた。
「ああ……感じる……」
髪の生え際を唇で軽く吸う。美緒は身震いをして首をすくめる。性感帯も幅広く開発されているようだ。ちりちりと嫉妬が走る。

「気持ちいい、伯父さん……」
ふたたび腰に取りつき、下腹に手を入れて引き上げる。美緒は誘導されるまま尻を突き出した。
 この格好もいい。尻の丸みが素晴らしい。二つの山が分かれてクレバスが露になった。肛門の筋が菊状紋を作ってすぼまっている。濡れているのは溢れ出た淫液が伝っていったからだ。

 坂崎はいきなり菊花を舐めた。
「ひい!だめ、そこ」
舌を丸めて突いた。
「あっ、いや」
前に倒れそうになるのを引きつけてさらに舌先を押しつける。
「だめっ、入っちゃう」
わずかだが、ぬっと先が入った。
「ああっ、だめ、変……」
それは拒絶ではなく明らかに快感の口走りであった。美緒の尻は逆に向かってきたのである。

「くっ、ああっ!」
美緒が頭を上げて背を反らせたので穴が締まって舌はあえなく弾き出された。
「あうう!」
すかさず舌は亀裂へと潜る。
「はっ!はっ!」
美緒の反応は一段と激化して全身におののきが走る。
「あう!」
もはや限界の血流を巻き付けたペニス。
「伯父さん、入れて」
「まだ、もう少し」
「いやん、入れて、入れて」
(まだだ……)

 今度は仰向けにして谷間を割った。彩香と比べると陰毛は濃い。繁みは菊花の近くまで迫っている。土手の盛り上がりにべっとり濡れた秘毛。
(何ともエロチックだ)
爽やかな乙女の股間がここまで煮詰まっている。
 小陰唇はやや青みを帯びている。妖しく現われた秘口。たっぷりと潤って粘膜はザクロの果肉を思わせる色合いである。
(完全に熟れている)
年齢を重ねた『完熟』ではない。体も性器も蜜汁もほとばしる若さと甘さを含んだはちきれそうな成熟だ。
 くっきり覗いた陰核。その輝きは、
(宝石……)
 坂崎は裂け目をえぐるように舌を入れてその花芽を捉えた。
「ああ!それ、いい!」
美緒が叫んで、坂崎の舌は陰裂を攪拌した。

「ああ!いい!伯父さん!」
突起は舌を弾くほど硬い。
「ああ!だめ!もうだめ!」
舌は縦横に溝を浚い、菊花から陰核まで舐め回す。
「イ!イッちゃう!イッちゃうよ!」
(イッテいい!イッテいい!)
顔を押しつけたまま乳房を揉みしだく。掌に悦楽の弾力が応じてくる。
「うっ!イク!イクぅ!」
一声唸って背を反らせ、直後、痙攣した。

 美緒の絶頂の乱れに彼も加速した。手早くコンドームを着け、まだ痙攣している美緒を貫き、重なった。
「うあ!伯父さん!」
ぐったりしかかっていた美緒が覚醒して跳ねるように胸をせり上げた。
 貫通の実感はえもいわれぬ快感で、膣壁をそぎ落とす感覚で差し、抜いた。
美緒は自ら腰を上げて脚を絡め、より深い挿入の体勢を作っていく。自然と体が応じている感じである。

 打ちつけ、引き抜き、打ちつける。
「あううう、伯父さん!」
「感じるか?美緒」
「感じるう……」
「気持ちいいか?」
「気持ちいいよ、すごく気持ちいい」
体を起して結合部を見た。幹はべっとりと濡れて陰唇を押し広げている。
(この子に入っているんだ)
真っ赤な陰核がプリプリに膨らんで光っている。

 ぐっと押しこむと、
「ううう……」
美緒は喉の血管を浮き上がらせて呻き、連動して膣が収縮する。
(ああ……)
射精が迫ってきた。堪えるために動きを止めて乳房を揉み上げた。だが急かすように美緒の腰が器用に前後して出し入れを始めた。腹筋が浮き出て締め付けも加えていることがわかる。
「美緒、イク」
「伯父さん!」
前傾姿勢になって一気に進んだ。
 
 美緒の腰がぐんと突きあげられ、坂崎はどっと迸った。
「うっ!」
美緒は何度も腰を煽り、その動きは見事なもので、ペニスは完璧に膣に扱かれていた。
「うお」
「くう……」
射精後の敏感な亀頭が翻弄される。苦しいほどの熱い快感が刃となって襲いかかってきた。
「うーん……」
味わうというよりじっと耐える余韻となった。

 美緒の肢体は断続的に痙攣が続き、やがて動かなくなった。
弛緩して横たわった女体。呼吸はまだ整わず胸が上下している。鼓動が伝わってくるようだ。割れ目は閉じ切らないで濡れた内部を覗かせていた。
 見下ろしていると美緒の目がうっすらと開いた。
「気持ち、よかった……」
それだけ言うと目を瞑った。間もなく寝息を立て、小さな鼾に変わった。


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