投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

青い夏休み
【その他 官能小説】

青い夏休みの最初へ 青い夏休み 33 青い夏休み 35 青い夏休みの最後へ

少女-4

「好きな男の人に愛されるためのレッスンだから」

 萌恵の胸をやさしく撫でながら、遥香は自分のスカートの中に手を入れて、そのまま下着を脱ぎ捨てた。

 そして隠しておいた男性器型のおもちゃを手に取り、さっきまでショーツを穿いていたその部分へ、悩める顔で挿入していく。

 チュプン、グチュン。

「んふ、うっ、んっ……」

 怖いくらいの刺激に突かれて、軽蔑の眼差しでバイブレーターを見つめる遥香。

 それ以上、中に入ってこないで。
 中途半端にわたしを気持ちよくさせないでよ。
 そこばかり責められたら、わたし、もう、だめ、やだ、やだ、イク、バイブでイっちゃう。
 最低っ、だけど、くせになるの──。

 脳内に分泌したピンク色の妄想が、しだいに遥香自身を呑み込んでいく。

 次にそれが伝染するのは、ほかの誰でもない萌恵だった。

 健康的な脚にもほんのり色気が差して、デニムのミニスカートに巻かれた太ももがせわしくよじれている。

 膣にバイブレーターを挟んだまま、遥香は少女のスカートをまくった。
 そこに黒いスパッツがのぞく。

 一応、女としての身だしなみは意識できているようでも、股間のまるみはすっかり一人前のそれになっていた。

「きっと素敵な気分になるから、安心して」

 遥香は萌恵のつぼみに指を這わせた。

「……!」

 初めて迎える他人の指に、初めてとは思えないぬくもりをおぼえる萌恵。

 どちらかと言えば気持ち悪いはずなのに、くり返しなぞられているうちに、そこがグズグズと湿ってくるのがわかる。

「やめて……」

「ほんとうに、やめていいの?」

「いやだ、大人、いや……」

「それならいいわ。マサトくんはもうわたしと済ませてあるのに、モエちゃんはそれでいいんだよね?」

「いやだ、それもダメ……」

 こんな気持ちにさせられたのは、萌恵にとって初めての経験だった。

 好きな人に好きだと言えないもどかしさを見透かされて、同時に胸や下腹部をまさぐられているのだから、こんなに恥ずかしいことはない。


青い夏休みの最初へ 青い夏休み 33 青い夏休み 35 青い夏休みの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前