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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈屠畜部屋〉-6

『サロトさん、先に行ってて……私はこの女を楽しんでから行くわ……』


タムルの好奇心は、サロトの狙い通りに麻里子に向いた。
本来の気の強そうな顔は、タムルの暴力性を刺激していたし、それが泣き顔になっていたとすれば、もっと虐めたくなるのは当然と言えた。


『グッフッフ……好きにして良いぞ。もうお前の物じゃからのう……』

「い、行かないで…!!瑠璃子に……瑠璃子に酷い事しないでぇ!!」


部屋を後にするサロトに、麻里子は必死に叫んで訴えた……これから我が身に降り懸かる屈辱より、瑠璃子が味わうであろう地獄の方を憂いている……麻里子は今でも変わらない……自分より妹の安危だけを思っていた……。


『……美津紀って娘、アレも貴女の妹なんですってねぇ?』

「………!?」


タムルは流暢な日本語を突然話し、泣き崩れる麻里子の顔を覗き込んだ。
少しだけ麻里子の顔には驚きの色が浮かんだが、それは直ぐに凍り付いた。


『頭がおかしくなってたわ……まあ、あんな気持ち悪いオヤジに毎日ヤラれたら無理ないわ……』


……あの日、互いに目の前で姦され、麻里子は偽りの媚薬に冒され、意識を失った……それから一度として二人は会ってはいなかった……麻里子は、自分の醜態が美津紀の自我崩壊の引き金となったとは知らず、そして、その事実が知らされる事も無かった……タムルの言葉は余りにも残酷に過ぎ、絶望の表情のまま固まってしまっていた……。


『ポカ〜ンとした目をして、あのオヤジのおチ〇チンをしゃぶってたの。ウフフ……頭の悪い犬…ううん、やっぱり豚……豚よあの娘は……』

「ッ!!!」


眼前の至近距離に近付くタムルの顔は、崩れきった畜人の表情に歪んだまま……それはサロトとも金髪鬼とも違う新たな恐怖だ……。


「……お…お願いします……瑠璃子だけは……助けてあげて下さい……サロトに伝えて……」


フルフルと唇を震わせながら、麻里子はタムルに願いを伝えた。
さっきの会話を聞いても、二人の親密さは明らか。
この男からの意見なら、きっとサロトは聞き入れるかもしれない……それは限りなくゼロに近い可能性だと知りつつ、麻里子は必死に訴えた。


「私はどうなってもいい……何をされてもいい……お願い瑠璃子だけは……瑠璃子だけは助けて下さいぃ!!」


さっき僅かだけ垣間見えた凛々しさは、もう欠片すら見当たらない……眉も目元も弛緩し、哀願しか能の無い敗北者の泣き顔で喚き散らすのみ……如何なる事態になろうと弱みを見せず、正義の拳で悪鬼を討ち砕こうとする麻里子は死んでいた……在るのは、妹達を守りたいという“想い”だけなようだ……。



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