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〈亡者達の誘う地〜刑事・銭森四姉妹〉
【鬼畜 官能小説】

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〈屠畜部屋〉-5

『ワシは乱暴は好かん。じっくりたっぷり舐め回して、お股の可愛い“二つの穴”に射精したいだけじゃからのう』

「……うぅ…う……」

『ウフッ…よく言うわ。じゃあ私は嬲り回して姦してやろうかしら?』


麻里子の顔面は蒼白になり、早くも涙で瞳は潤んでしまっていた。
妹を連れて来る金髪鬼とサロトの異常性は痛いほど思い知らされてきたし、このタムルと呼ばれる男の異常性も、麻里子は女の直感で気付かされていた。


『腹の2・3発も蹴っ飛ばしてやろうかしら?そうすれば妊娠出来なくなって、いつまでも“遊べる”わねぇ?』

「!!!!」


タムルの笑いながらの台詞は、とても人間の吐いた台詞とは思えない残虐さを持っていた……それは女性の尊厳を冒涜するどころの台詞ではなく、人一人の命すら軽んじる台詞だ……。
これを聞いて戦慄を覚えぬ人間は居ないだろうし、その台詞を笑えるサロトとタムルに、例えようの無い恐怖心を麻里子は抱かざるをえなかった。



「……うぅッ…う……!!」


姉の悲痛な呻き声を、二人は笑う事で否定し、ますます精神的に追い詰めていった。
麻里子の懇願はサロトの望むところでは無かったが、結果的にタムルは麻里子を虐めたい衝動を抱いた様子なので、目的は達成したと言えよう。
それが証拠に、タムルは髪と顎を掴んで麻里子の泣き顔を覗き込み、ニヤニヤと薄気味悪い笑顔を絶やさずにいる。
もうサロトが囃し立てる必要は無いようだ。


「妹だけは……妹だけには手を出さないで……お願いよ……」


いっぱいに溜まった涙はポロポロと零れ、タムルの非情な指をスルリと伝い、便器として使われ続けて黒みの増した乳首の周辺に、ポタポタと落ちた。


『……貴女に似た妹なら可愛いでしょうねぇ?首輪を着けて犬みたいにして、言う事聞かなかったらぶん殴ってやろうかしら?』

「い、嫌……嫌あぁ……」


麻里子は喚き叫んだ後、上目遣いでタムルを見詰めた。
この想いに、この願いに聞く耳を持たぬ男に、悔しさが爆発している。
そしてその行動は、タムルの欲情を堪らなく刺激する……と、そこに貨物船到着の無電が入ったとの部下からの報告が来ると、サロトとタムルは大袈裟にはしゃいで、麻里子の頭を拳で小突いた。


『今度の獲物は瑠璃子っていう名前らしいのう?しかも可愛い友達も一緒だそうじゃ』

(ッ…!!!!)


サロトの台詞に麻里子はうちひしがれた……不用意な自分の突撃は、残る二人を狩られるべき対象者として、無防備に鬼畜達に曝け出したのと同義……きっと瑠璃子は八代に騙されて呼び出され、多勢に囲まれて拉致されたのだ……改めて麻里子は八代に憤怒の感情を抱いたが、もうそんな事にはなんの意味も持たない……瑠璃子のこれから訪れる運命は、既に決定されたのだ……。







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