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超能力変態グッズ取り扱い店
【ファンタジー 官能小説】

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気流眼鏡-4

な……なんじゃあの若いOLは? 体から出ている気流が弱弱しいぞ。病人か?
スタイルもよくて美人なのに癌の告知でもされたのか? 
どれどれ……体に悪いところがないかどうか気流をみてみよう。
ちょっと胃が弱ってるみたいだが、特に体に悪いところはないみたいだ。
じゃあ、精神的な病かな? ほう……胸から出ている気流がずたずたになっている。
とりあえず取り込んで見てみよう。
そ……そうか失恋か。上司との不倫関係が相手の奥さんにばれてしまったんじゃな。
それで……これから死を選ぼうとしてるのか?
それはもったいない。人助けも兼ねてわしが頂こう。これも掘り出し物じゃ。
まず胸の切れ切れになった気流を集めて、わしの胸の気流を絡めて繋いであげよう。
ほら、こっちを見た。恐る恐る近づいて来るぞ。
ほう、わしに話しかけて来るみたいじゃ。
「あのう、どこかでお会いしたことがあるでしょうか?」
そう来たか。娘さん、どうしてそう思ったんじゃ?
「なぜか懐かしい気がして。お爺さんを見てると何か胸の痛みが取れてくるんです」
お若いのに辛い思いをしたんじゃな。
こんな爺いでよければ話を聞いてあげてもいいがね。
おやおやしまった。わしの胸の気流で繋いだものだから、わしらは両思いになってしまったらしい。
お互い見つめ合ってしまった。じ……時間が止まったようだ。まずいぞ、まずいぞ。
ちょっとだけ味見しようとしたのに。
おや……なんだろう? このOLの肩に触れようとしている細いものは?
気流だ? 誰のだろう?
ふむぅ、同僚で彼女のことを思い続けている男がいるのか。
彼女の不倫のことも知っていて本気で心配し苦しんでいる。
娘さん、わしを見て気持ちが楽になったのなら、今に見えて来るものがきっとある。
お前さんの身近に素晴らしい宝物がある。それを見つけるんじゃ。
そう言いながらわしは娘の胸の気流を、同僚の男性の気流に結び付けてやったんじゃ。
そしてわしの気流を外したよ。
外した途端思ったね。もったいない。こんな若い女と一発やってみたかったってね。
だがお節介したときは、わしはこの女を心から愛して?いたからしかたなかったんじゃ。
くそーーー、もったいない。エロ爺いの面目丸つぶれじゃ。
「お爺さんありがとう。今の言葉で気がついたことがあります。私、もう行かなくちゃ」
行け、行け。薄情者。ああ、その前にお礼は良いからチュッとかハグとかでもしてくれーーー。
オッパイもみもみでも良い !
って、無理か。
お前の切れ切れの気流はわしの気流を使って繋いであるんだぞ。返せー!
って、もう見えなくなってしまった。



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