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同級生 石崎佑香
【制服 官能小説】

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制服の黄昏-1


西暦1991年 柏木邸にて

妻「あっ、動いたみたい・・・、きっと元気な女の子よ」
夫「どうして女の子だって分かるんだい?」
妻「・・・、女の感よ」
夫「女の子かぁ〜、女の子だったら、きっと佑香に似て可愛らしい子になるね。でも僕は男の子とキャッチボールがしたいなぁ〜」
妻「あら、女の子だってキャッチボールくらい・・・」
夫「そうだね、男の子でも女の子でも僕と佑香と三人でキャッチボールをしよう」
妻「・・・、ねぇ、ひとつだけお願いがあるの」
夫「どうしたんだい? 急にあらたまって」
妻「子供の・・・、子供の名前を決めているの」
夫「???、生まれる前から随分と気が早いなぁ? ところで、どんな名前なんだい?」
妻「えりこ・・・、恵利子って言う字」
夫「佑香の名前と比べて、ちょっと固い感じがするけど・・・、もっと柔らかな・・・」
妻「お願い・・・、恵利子が良いの」
夫「佑香がそんなに拘るなんて、何か深い意味が込められているんだね」
妻「・・・そう、恵みを利する子、天の恵み全てをその手に利する子。この子にはそうなって欲しいの・・・ ううん、絶対にそうなって欲しい。私の分まで・・・」
夫「私の分までって、なんか穏やかじゃないね。 ・・・まっまぁ、それはそうとして、随分と雄大な願いの込められた名前だね。それなら男の子の名前にも引けを取らない・・・、うん、納得」

それより数ヶ月後の11月15日

柏木夫妻の間に女の子が生まれ、恵利子と名付けられる。
旧姓、石崎佑香の娘である。

中学卒業後佑香は有名進学校に進み、学業面と音楽面の才気を更に伸ばした。
高校卒業を控えた佑香には、その才気に相応しいふたつの選択肢が用意されていた。
しかし佑香の選択は意外な物であった。
地元企業に就職し、平凡な少女の生活を選んだのである。
あるいは何かしらの事情があったのかもしれない。

そこで出逢った柏木と言う三つ年上の男性と、少女の様に恋におち二年後に結婚する。
佑香の選び望んだ、平凡だが幸せな日常が流れて行くはずであった。

2004年

13歳に成長した恵利子は、集合商業施設にて偶然出会う事になる。
それは運命の始まり・・・、引き寄せあう守られる者と守る者。
しかしその「形」は、通常世界のそれに在らず・・・
そして亡き母佑香より託された能力と願い・・・約束。

出逢いし男はその全身に異常な緊張と「性的衝動」、そして激しい頭痛に襲われる。
同時に封印してきた記憶の一部と遠い過去の記憶が断片的に甦る。

「石崎佑香・・・、そして加奈?が・・・、あの男が・・・?」
しかし今はその時では無い? 後に備え能力を抑えるべきである。
「何の為に・・・、どうして?」
少年時に受けた衝撃から、何か想い出せない記憶と衝動。


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