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それから
【調教 官能小説】

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1日目-1

 「おじゃまします…」

 学校が終わって、午後5時半、私は男の自宅へと向かいました。一人暮らしの割には、そこそこの大きさがあるマンションの一室で、もしかすると、男は割とお金持ちだったりするのかもしれません。
 玄関を開くと、リビングへ続く廊下があり、その途中にトイレとお風呂がありました。ここへ来る途中で、男からメールがあり、そのトイレで着替えをするように指示をされています。トイレに入ると、ふたの閉まった便座の上に、袋が置いてありました。白い服と紺色のジーパンを脱いで、キチンとそれを畳み、袋に入っていた着替えの服を取り出しました。
 「えっ、なにこれ…」
 中に入っていたのは、ブルマと、体操服のような生地でできたキャミソールでした。体操着の変形版みたいな感じです。でも、それ以上に。
 「ちっさ…」
 サイズがとても小さいことに驚きました。以前、身体のサイズを訊かれて答えたことがあるのです、おそらく、恣意的に小さい服を用意したのでしょう。見るからに小さい服を、腕や足を小さく折りたたみながら、なんとか着用してみました。服がギュッと身体に食い込んできます。胸が強調され、肩やお腹、脚の付け根までが見えてしまう服装というのは、思いのほか恥ずかしいものでした。体操服もどきのキャミソールには、体操着と同じように、「ゆり」と書かれたゼッケンが縫い付けられています。

 「おぉ、可愛いじゃねぇか。特注で作った甲斐があったぜ」
 リビングに入ると、大きなソファーの上に男が座っていました。
 「たまんねぇな。ホラ、こっち来いよ」
 男が足を開いて、自分の股の間を、ポンポンと手で叩いて私を呼びました。黙ってそばへ行き、男に言われて、向かい合うようにして男の股の間に座りました。私の座っている場所はソファーの端なので、必然的に脚を男の腰に回すしかなく、手も男の首に抱き付くような格好になりました。ラブラブのカップルでないとしないような、完全に密着した格好でした。

 「久しぶりだな、有理。たっぷり可愛がってやるからな」
 男も私の腰に左手を回して抱きかかえるようにし、右手で私の頭を撫でながら言いました。顔が間近にあって、男の息がかかります。机に置いてあるお酒の匂いがしました。
 「今日から5日間、お前は俺の奴隷だ。約束通りにしてほしかったら、絶対に俺の言うことには逆らうんじゃねぇぞ。俺をちゃんと満足させられたら、写真は消してやるし、もう連絡もしない。俺とお前は無縁になるわけだ。だから、ちゃんと俺を満足させるんだぞ」
 「はい…」
 「よし。この5日間は、俺のことを『御主人様』と呼べ。分かったな」
 「はい、御主人様…」
 上目遣いで返事をする私を見て、男は一口、机のお酒を飲みました。

 「相変わらず良い身体してやがるなぁ。スラッとモデル体型のくせに、こうやって抱いてみると柔らかいもんだ」
 「あっ…」
 ペロッっと赤い舌が、私の肩を舐めました。それからフーフーと二、三回、息を吹きかけて、肩の湾曲している部分に吸いつきました。唇をつけたまま、チュッチュとキスを繰り返したり、ねっとりと舌を這わせたり。私の肩を、端からゆっくりと唾液で濡らしていき、首筋にまで男の口がやってきました。
 頸動脈が走る首の側面を、男はソフトクリームのように舐めまわします。噛みつくような動きも見せながら、首筋を口で愛撫します。男の顔が上にあがってくるにつれ、私の心臓が激しく鼓動するようになっていきました。
 やがて、舌は私の頬を舐め、さらに次々と顔じゅうを唾でまんべんなく湿らせていきます。耳、まぶた、鼻、そういった細かなところまで、丹念に丹念に。

 そして、最後は口にたどり着くのだろうと思い、いつキスされるのかと目を閉じて待ち構えていたとき。
 「んぐっ…!」
 男は再び頬を吸いながら、私の小さく開けた口の中に、指を二本挿し込んできました。
 指は、同じ動きを繰り返して、根元から先端へと舌を引っかいていきます。ザラザラとした触感。普段は、食べ物のような動かない物にしか触れないので、舌に自ら動く物が触れているというのは、とても違和感があり、精神が緊張します。何度も指で擦られているうちに、だんだんと舌の感覚が麻痺してきたように思えてきました。
 すると、私の舌が奥へ下がってきたのでしょうか、突然親指も口の中に突っ込んできて、私の舌をつまんでグイと引っ張り出しました。ヌルヌルとした舌をつまむため、痛いくらいの力がかかっています。情けなく舌を引っ張り出されると、男はまた、今度は指を三本にして舌を引っかく動きに戻りました。
 やがて指は四本となり、口を思いっきり開けっ広げなければならず、嘔吐感を催すくらい喉奥まで指を突っ込まれるようになりました。

 男はようやく、私の顔を舐めるのをやめました。そして、口に入れられた手で押されながら、私はソファーから降ろされ、床に正座をさせられます。手が上から突っ込まれているため、必然的に私は真上を向き、男を見上げるようになっています。
 私を見下しながらニヤニヤとする男。嘔吐感で涙目になっている私。男は私の口を無理矢理開きました。
 「舌ってのは柔らかいもんだなぁ。触ってて凄く気分がいい。こう気分がいいと、ついお前にイタズラしたくなっちまうな」
 床に正座する私に顔を近づけ、男はトローリと唾液を口に落としてきました。当然、なす術もなく、私は男の
唾液を口に受け入れました。同じようにして、男は私の口に、上から滝のように飲みかけのお酒を注ぎこみました。容赦なくトクトクと注がれてくるので、こぼれないようにどんどんと飲み込んでいかないといけませんでした。

 「ははは、いいぞ。じゃあ次はお待ちかね、俺のザーメンを飲ませてやるからな」
 男はそう言って、ズボンを脱ぎ、私の顔に向かってギンギンになったペニスを突き立てました。




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