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数学のセンセイ
【教師 官能小説】

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4時間目-1


近頃弥生ちゃんに避けられているのは気のせいか?

夏休み直前から数学の研究室にはいないし
夏休みになった今は夜は夜で大学時代の友人や同僚との飲み会だという。

俺の方は高校3年生の夏休みに入り
塾で忙しく、弥生ちゃんに避けられてる?と思いつつ
なんとなく話し合うことを先延ばしにしていた。

第一志望C判定。
弥生ちゃんと姉貴の母校B判定。

弥生ちゃん不足なのに判定が上がるわけがねぇ・・・

この時期にC判定か。
明日からの1週間の塾の休みはどうしようか。
このテスト結果を見た後に
弥生ちゃんを遊びに誘う勇気もないわ。

カバンにしまった判定表が重くのしかかりながら
携帯の着信音に送信者を見る。

弥生ちゃんか・・・

『急に田舎に帰ることになったの。2週間ほど帰ってくるね。
もう新幹線に乗るから。またね』

避けてるな〜
見事だよ。

一種の尊敬を感じる。

2週間後の学校の希望制補習に渋々帰って来るわけね。
俺の休みには会いたくない、と。
勉強しろってことね。

「教えてくれる気はないんだ・・・・」

心の中で思ったはずなのに知らない間に口からぼそっと出ていた。







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