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双葉さんと汎性の『あなた』
【同性愛♀ 官能小説】

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前半-1

最初の男は変態性欲者でした。
私は学校を卒業してすぐに、家を出て男と一緒に暮らし始めました。
なんの取り得の無い私は仕事はしません。
監禁こそされていませんが、男に飼われている状態でした。

その男はお尻にばかり興味があって、前には触れようともしませんでした。
男の帰宅前に排便を済ますことは禁じられていて、
全裸の私が、猫用のトイレでする姿を嬉しそうに見ていました。
毎日のように自分の排泄物を片付けるのは悲しいことでしたが、
ときどき、片付けられたりして、もっとみじめな思いをしました。

また時には、お尻から出てきた頃を見計らって、ペニスを挿入されたりしました。
「ウンチにかけてください…」
とんでもないことを言わされます。
精液と便で汚れたそれを、顔になすられたり、歯茎にこすられたりしました。
ですが、決して暴力を振るうことはありません。
むしろ優しく、傷つけないように私のアナルを拡張し続けました。

スペキュラムで中を覗かれたり、プラグで一日中拡げられました。
私の肛門はグズグズになってしまい、
ストッパーで押さえていないと出てきてしまうようになりました。
男は私のお尻を改造するつもりでした。

ある日、サイズの揃ったプラグセットを見つけてしまい、
一番太いものは手首よりも太くて、私は怖くなってお金を持って逃げ出しました。


なんとか部屋を借りて、書店で働き始めました。
ようやく落ち着いた頃、気になる人が現れました。
いつも星の写真を見ている人で、中性的な感じの人でした。
一人で来店して、少しさみしそうな感じの人でした。
男性には不信感を持っていましたので、その人の中性的な外見に安心感がありました。

「いつも星の写真を見ていますね。きれいですよね」
「はい、銀河や星雲の写真を見ていると、心が安らぎます」
とても物静かで、穏やかな人です。
話をしていると、私も興味が出てきて、
一緒にプラネタリウムを見に行ったり、夜空を見たりしました。

その人は不思議なところがあって、決して名前を教えてくれません。
『あなた』、と呼んでほしいとのことでした。
決しておかしかったり、悪い人ではなかったので、それ以上は問いませんでした。

もうひとつ、この人は決して人に触れません。
私の部屋に上がるようになってもです。体を見せるのも好みませんでした。

変わった人でしたが、一緒に住むようになって、キチンと生活費を
私の口座に入れてくれます。
仕事をしている様子もなかったのですが、前の男に散々に嬲られて、
一人さみしく、楽でない生活をしていた私はその人を受け入れました。
頭がよく、とても広く澄んだ心の持ち主で、私は、尊敬に似た好意を持ちました

「私は、『あなた』が好きです、私とずっと一緒にいてください」
「気持ちはとても嬉しいのですが、それはできないのです。
私には帰らなければいけない場所があるのです。双葉さんのせいではありません」
「帰らなければいけない場所とはどこなんですか?私のそばではいけないのですか?」
「もっともな疑問です。理解してもらえないかもしれませんが、話を聞いてくれますか?」
「はい」


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