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連鎖反応
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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計画-2

午後10時、男の携帯は1通の新着メールを受信する。
綾瀬が車で迎えに来てくれてからかなりの時間、男は近くの公園でこのメールを待っていた。……………………………………妻に魔法が掛かりました。
私は出ていきますから、あとは部屋で妻を好きにして下さい。終わったらまた連絡を、それとビデオの件お願いしますよ。
……………………………………画面を眺めると男は公園を出て歩き始めた。
しばらく歩いたところで、男に教えられた2階建てのまだ新しいアパートが現れた。
2階の一番端、205号室の部屋はカーテンの隙間から電気の光が漏れている。
このドアの向こうに、あの人妻が深い眠りに落ちているのを想像すると、男の下半身はみるみる膨張を始めた。
我が家に帰るように玄関のドアを開けると、片付けられた玄関の足元には女性用のサンダルだけが置かれ、まるで独り暮らしかのような錯覚さえ覚えた。
そっと男は靴を脱ぎ、廊下に置かれた紙袋を手にとる。
中には、綾瀬から頼まれたビデオカメラが入っていた。
突き当たりのドアを静かに開くと、つけっぱなしのテレビの中で芸人が笑いを飛ばしている。それを見ているかのように、手前に置かれたソファの上で女の後ろ姿が映る。
男の動きが一瞬固まった。
肩まで伸びた髪はすでに乾かされ、黄色のキャミソールが眩しく見えた。
露出する二の腕の肉付きは、やはり男好みだ。
起きているのではないかと、思わず気配を消し男は回り込む。だが、女は目を閉じていた。
すうすうと寝息をたてて気持ちよさそうに眠っている。
ミニテーブルの上には彼女が飲み干した空のペットボトル。
綾瀬から、仁美は毎日風呂上がりに美容ドリンクを1本飲み干すと聞いていた。
ここに魔法が入っているとも知らず、彼女は今日それを飲んだのだろう。
彼女がそれを飲んでから、すでに2時間。
魔法の掛かった仁美は、もはや眠り姫となっているのだ。


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